経済産業省推薦の「富士通株式会社 沼津工場」が「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞いたしました。
1.緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰とは
緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰とは、緑化活動の推進、緑化思想の普及啓発に顕著な功績のあった個人、団体について内閣総理大臣が表彰するものです。国土の緑化に関し、関係行政機関相互の緊密な連携を図り、もって総合的かつ効率的な諸政策の推進を目的として設置された緑化推進連絡会議(議長は農林水産大臣)にて、緑化運動推進の一環として昭和59年から毎年実施しています。経済産業省では、過去に緑化優良工場等経済産業大臣賞を受賞した工場の中から、各都道府県及び政令指定都市に推薦を依頼し、緑化の専門家等で構成された委員会による審査を経て、緑化推進連絡会議に推薦。その後、内閣総理大臣が受賞者を決定し、表彰を行います。
2.令和5年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰 受賞工場
受賞工場概要
受賞者名 | 富士通株式会社 沼津工場 |
所在地 | 静岡県沼津市 |
敷地面積 | 534,671㎡ (うち工場等の敷地面積 389,410㎡) |
緑地面積 | 422,390㎡ (うち工場等の緑地面積 193,214㎡) |
緑地以外の環境施設面積 | 49,450㎡ |
受賞歴 | 平成11年 緑化優良工場等経済産業大臣賞 受賞 |

富士通株式会社 沼津工場
(同社より提供)
(同社より提供)
功績概要
同工場は、昭和51年の創業時より「緑あふれるインダストリアルパーク」を目指して、自然との調和が図れるよう、桜並木の整備等工場の緑化を進めてきた。敷地内には、樹林地や茶畑などの多様な緑地があり、その大部分を開放し、地域に憩いの場を提供している。樹林地では、自然の状態を活かしながら、遊歩道への安全柵の設置や間伐材チップを撒くなどの安全への配慮を行うとともに、従業員や地域住民向けにお茶畑を活用した茶摘みフェスティバルやタケノコ掘り、遊歩道での自然体験ウォーキング等の季節毎のイベントを開催し、緑地を活用して多くの地域交流を実践している。
また、ヤギの放牧による除草や工場壁面へのアサガオを活用したグリーンカーテンの設置により、環境保全活動や二酸化炭素排出削減につながる活動にも取り組んでいる。近年では多様な生物が生息できる工場緑地の形成に向けて、池や小川からなる「いこいの里・ビオトープ」を整備し、絶滅危惧種であるミナミメダカの育成等に積極的に取り組み、小学校の環境学習の場としても提供するなど、環境保全や緑化意識の醸成に貢献している。
3.授賞式
緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰の授与は、みどりの月間(4月15日~5月14日)中に開催される「みどりの式典」にて行われます。令和5年第17回「みどりの式典」は、天皇皇后両陛下御臨席のもと、令和5年4月28日(金)にパレスホテル東京において開催され、緑化推進運動功労者に内閣総理大臣から表彰状が授与されました。
お問合せ先
経済産業政策局 地域産業基盤整備課電話:03-3501-1511(内線2781~2786)
最終更新日:2024年10月16日