経済産業省推薦の「株式会社チノー 藤岡事業所」が「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」の受賞者に決定しました。
1.緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰とは
緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰とは、緑化活動の推進、緑化思想の普及啓発に顕著な功績のあった個人、団体について内閣総理大臣が表彰するものです。国土の緑化に関し、関係行政機関相互の緊密な連携を図り、もって総合的かつ効率的な諸政策の推進を目的として設置された緑化推進連絡会議(議長は農林水産大臣)にて、緑化運動推進の一環として昭和59年から毎年実施しています。経済産業省では、過去に緑化優良工場等経済産業大臣賞を受賞した工場の中から、各都道府県及び政令指定都市に推薦を依頼し、緑化の専門家等で構成された委員会による審査を経て、緑化推進連絡会議に推薦。その後、内閣総理大臣が受賞者を決定し、表彰を行います。
2.令和7年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰 受賞工場
受賞工場概要
受賞者名 | 株式会社チノー 藤岡事業所 |
所在地 | 群馬県藤岡市 |
受賞歴 | 令和元年 緑化優良工場等経済産業大臣賞 受賞 |

株式会社チノー 藤岡事業所
(同社より提供)
(同社より提供)
功績概要
同事業所は、昭和38 年の操業時より、緑豊かな工場を目指して緑化活動に取り組むとともに、敷地内の緑地等を地域住民や学生に開放し、環境学習・研究、憩いの場を提供することにより緑化意識の醸成に貢献している。サクラの開花時期には地域の住民を招待して「さくら祭り」を開催するほか、敷地内の野球場等を地域活動のフィールドとして提供するなど、工場内の緑地を活用した地域貢献に継続的に取り組んでいる。
平成23 年には、耕作放棄地に地域の里山環境を復元した「チノービオトープフォレスト」を地元大学と協同で整備する取組を行っている。以降、当エリアでは、里山環境の保全に加え、地域で絶滅の危機に瀕しているアサザやヤリタナゴ等希少種の保全を図るほか、地元大学と連携し、気温や水温、地温等の環境情報の計測を行い、ビオトープの育成管理の基礎データとして活用している。さらに、平成30 年には環境学習館を新設し、社員や地域の児童等の環境学習の場として活用するほか、社員が敷地内のガイドや環境学習の講師を務めるなど、生態系保全や地域の環境教育にも貢献している。
同事業所における取組は、里山環境の保全や緑化思想の普及啓発及び子どもの環境学習のみならず地域に活力を与える役割も果たしており、その功績は高く評価されるものである。
最終更新日:2025年4月10日