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第2公募データ・生成AI利活用実証事業者のご紹介

顔写真:尾形 哲也
理事長
早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 表現工学科教授
産業技術総合研究所 人工知能研究センター 特定フェロー
国立情報学研究所 大規模言語モデル研究開発センター 客員教授
尾形 哲也
会社名
一般社団法人AIロボット協会
所在地
〒113-0033東京都文京区本郷 5-24-5 ナガセ本郷ビル
URL
https://www.airoa.org/ja

一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)は、AIとロボット技術の融合を通じて、ロボットがより多くの分野で活躍する社会を実現することを目指す非営利団体です。AIとロボット技術の融合によるロボットデータエコシステム構築を目指し、2024年12月に設立されました。2025年度よりその活動を本格化しています。主な取り組みとして、産業の垣根を超えたオープンかつ大規模なデータ収集と統合、基盤モデルの開発・オープンソース化、スケール可能なAIロボットのエコシステムの構築、日本発のスタートアップや研究機関の支援・連携促進を推進します。これにより、ロボット産業全体の革新的な技術開発と社会実装の加速、ならびに日本の国際競争力向上にも貢献します。理事長は早稲田大学教授の尾形哲也氏が務め、トヨタ自動車、KDDI、NEC、富士通などの企業が会員として参画しています。(2025年4月時点)

顔写真:永井 真之
代表取締役CEO 永井 真之
会社名
Visual Bank株式会社
所在地
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目19−15 宮益坂ビルディング 609
※四谷オフィスの場合 〒102-0083 東京都千代田区麹町5丁目3−23 日テレ四谷ビル WeWork
URL
https://visual-bank.co.jp/

Visual Bank株式会社は、『創造性の黒子』を創業理念とし、AI開発を支援する次世代型データライブラリの構築を目指す、2022年4月に設立されたスタートアップ企業です。
Entrepreneurship Through Acquisition(ETA)のM&Aモデルを用い、創業と同時に国内最大級2.4億点のデータ素材販売サイト「amanaimages.com」を運営する株式会社アマナイメージズを100%子会社化。同社の権利許諾ノウハウや多種多量のデータ管理技術と実績を基礎に、AI分野での新規事業を立ち上げました。
現在は、AI開発者向けに高品質かつ権利クリアなデータを提供する『AI学習用データセットソリューション事業Qlean Dataset(キュリンデータセット)』や、漫画やアニメなどのIPコンテンツの制作支援を行う事業を展開しています。
Visual BankはGENIACの枠組みを通じて、日本発の「IP×AI」のユースケースを多数かつ持続的に創出していく仕組みを構築することを目指します。利用規約や権利許諾のルールの策定、データ管理の方針、セキュリティ環境など、IPデータホルダーの方の安心・安全を担保するために整えるべき課題は存在します。しかしその先に、漫画やアニメ、ゲーム等のIPコンテンツを活用した日本オリジナルの生成AIユースケースが世界を驚かせていることを信じ、Visual Bank一同、覚悟を持って実証調査に取り組んで参ります。

顔写真:井上 伸一
代表取締役社長 兼 CEO 井上 伸一
会社名
株式会社HEMILLIONS
所在地
東京都港区海岸一丁目7番1号
URL
https://www.hemillions.co.jp/

株式会社HEMILLIONSは「ITとAIを駆使した次世代の医療ヘルスケアを実現し、安全・安心に健康・医療データを活用できる社会を構築し、あらゆる人々の健やかな人生を支える」をビジョンに掲げています。

次世代医療情報標準規格FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)による医療データの標準化、個人によるデータ管理・参照の実現、利活用できるデータ基盤の提供、これらの取り組みにより、「医療データの個人主権化」、「医療データの集約提供」、「医療ビックデータによる様々な分野でのDX推進」を実現し、医療・ヘルスケア版デジタル社会基盤による健康医療情報革命を目指しています。

今回の採択を受け、電子カルテのテキスト情報や検査結果、医用画像などの膨大なマルチモーダル医療データの二次利用に向けて、データの収集、収集したデータの匿名化・標準化などのデータ加工、加工後データの利用者(研究機関、AI開発企業)への提供、利用者による活用後データのフィードバック、これら一連のプロセスを一元管理するデータエコシステムを構築します。本システムを用いて、医療生成AIの利用について、技術的課題、社会・倫理的課題、法規制、先行事例などの調査にも取り組みます。

これらの活動を通じ、医療データの標準化推進、医療データ収集システムのオープンプラットフォームでの公開を実現し、多くの医療機関、研究機関、AI開発企業と連携し、医療分野の生成AI利活用に関する様々な課題の解決に向けた糸口を掴み、医療生成AIの実用的な利活用の実現に繋げていくことを目指します。

顔写真:岡野原 大輔
代表取締役 最高技術責任者 最高研究責任者 岡野原 大輔
会社名
株式会社Preferred Networks
所在地
東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル
URL
https://www.preferred.jp/ja/

Preferred Networks(PFN)は、現実世界を計算可能にするというミッションを掲げています。PFNは、生成AI基盤モデルからスーパーコンピュータ、チップ(半導体)まで、AI技術のバリューチェーンを垂直統合することで、ソフトウェアとハードウェアを高度に融合したソリューション・製品を開発し、様々な産業領域で事業化しています。現在、電力効率の高いAIプロセッサーMN-Core™シリーズ、AI向けクラウドサービスPFCP™、国産大規模言語モデルPLaMo™などを開発・提供しています。2014年創業。

今回の採択を受け、我々は建築・都市空間に関する高精度な3Dデータの収集とデータセットの整備、それらを活用したAIの開発に取り組みます。建築・都市空間を高度に理解するAIの開発を通じて、BIMの作成支援や都市のデジタルツイン、ロボティクス分野などへの応用を想定しています。また、構築したデータセットと技術が持続的に活用されるよう、セキュリティや運用体制などを考慮したデータエコシステムの整備にも注力し、事業終了後もデータエコシステムが量的・質的に拡大し続ける基盤を構築することを目指します。

顔写真:豊田啓介
東京大学生産技術研究所人間・社会系部門豊田研究室 特任教授 豊田啓介
会社名
国立大学法人 東京大学
所在地
東京都目黒区駒場 4-6-1 生産技術研究所B棟 Bw-601
URL
https://www.commonground.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/

豊田研究室では、デジタル技術と都市・建築の融合に関する領域、特に「コモングラウンド」と呼ぶ新しい分野に関わるリサーチおよび基礎技術開発を、産学連携の活動を通して行っています。 「コモングラウンド」とは、広義には社会的なシステム全体の概念、狭義には汎用3D記述の仕様でもある新しい高次元のデジタル・フィジカル・インターフェースのチャンネルであり、その全体像の描出および体系化、基礎技術開発を、さまざまな企業と連携しつつ進めています。
私たちの研究領域は、スマートシティや建築DXの推進のみならず、都市・建築の様々な情報の接続、とりわけAIとの連携領域に強みを持ちます。人間とシステム、現実とバーチャルがそれぞれ情報・コンテクスト・意味をやりとりできる物理環境とデジタル記述の統合に注力しています。その過程で、現在広く普及しつつある建築情報モデル(BIM)のあり方と意義を拡張する新しい定義ExBIMの探索と実装に向けたプロトタイピングも行います。本事業では、Preferred Networksと連携しながら、都市・建築空間のデータ収集・整備・利活用における専門的知見を提供し、技術の実装と発展に貢献します。

最終更新日:2025年5月28日