「医療機器産業ビジョン2024 イノベーション創出及び事業化支援戦略」を策定いたしました
経済産業省は、産学官で構成する「医療機器産業ビジョン研究会」(座長:妙中 義之、国立循環器病研究センター名誉所員)にて、医療機器産業が目指すべき方向性及び必要な支援策と実施に向けた戦略的取組について議論を行い、その結果を2024年3月に「医療機器産業ビジョン2024」として取りまとめました。
これを受けて、同ビジョンを踏まえた取組状況を踏まえつつ、今後の支援に求められる方向性について更なる議論を重ね、今回、「医療機器産業ビジョン2024 イノベーション創出及び事業化支援戦略」を策定しました。
【現状認識】
●医療機器のグローバル市場は大きく成長をしている一方、国内生産額は横ばいの状況が続き、競争力の低下が課題。
●国内医療機器産業の成長には、グローバル展開を前提としたイノベーション創出の加速が重要であるが、加えて、海外販路を持ち、イノベーションのグローバル展開を担う医療機器企業の役割が非常に重要。
●イノベーションは、既存分野・事業の成長では医療機器企業のインハウス研究開発、新規分野・事業への展開ではスタートアップ等の外部資源を活用した研究開発に強みがあり、治療分野においてはポートフォリオ拡張のための事業買収、診断分野においては技術補完のための買収の傾向が見られるが、国内では医療機器企業による外部イノベーションの取り込みに課題。
●また、海外進出が進む(売上高比率50%超)国内企業は売上高上位20社中7社で、海外への販路拡大に課題。
【政策の重点】
●医療機器企業
→ グローバルで戦うための外部イノベーションの取込み
●医療機器企業(海外売上比率:低)
→ 米国展開に向けた販路構築
●スタートアップ
→ 医療機器企業との連携・導出を目指した支援領域の選定
→ 当該領域への研究開発及び事業化の重点的支援
お問合せ先
商務・サービスグループ医療・福祉機器産業室
電話:03-3501-1511(内線 4051)
参考リンク
最終更新日:2025年6月16日