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自動車関連プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました
2022年3月14日
経済産業省は、グリーンイノベーション基金を用いて実施予定の、自動車関連プロジェクトの内容をまとめた研究開発・社会実装計画を策定しました。
1.背景・趣旨
2050年カーボンニュートラル目標に向けて、令和2年度第3次補正予算において2兆円の「グリーンイノベーション基金」を国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援していくこととしています。
基金の適正かつ効率的な執行に向けて、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会において、「分野別資金配分方針」が決定されました。同方針を踏まえ、同部会の下に設置された分野別ワーキンググループが、基金で実施するプロジェクトごとの優先度・金額の適正性等を審議した上で、担当省庁のプロジェクト担当課室が、各プロジェクトの内容を「研究開発・社会実装計画」として策定し、順次公募を開始していくことになっています。
この度、産業構造転換分野ワーキンググループでの議論を踏まえ、本日、自動車関連プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました。
2.自動車関連プロジェクトの研究開発・社会実装計画の主な内容
(1)「電動車等省エネ化のための車載コンピューティング・シミュレーション技術の開発」プロジェクト
- 電動車の航続性能等の確保の観点から、自動運転等に必要となる高度な車載コンピューティング類(自動運転ソフトウェア・センサーシステム)の省エネ化等の研究開発を実施します。
- 同時に、電動車等の社会実装を加速し、自動車サプライチェーン全体の競争力を強化するため、自動運転化にも対応した電動車両全体の標準的シミュレーションモデルの開発を行います。
(2)「スマートモビリティ社会の構築」プロジェクト
- バス・タクシー・トラック等の業態別やEV/FCV等の動力別に異なるケースで、エネルギーコスト・CO2排出最小化と運輸効率最大化に向けた運行管理のためのシミュレーションシステムを構築・検証します。
- 更に、複数の業態別事業者から様々なデータを収集し、気象等のデータも活用しつつ、社会全体の最適化シミュレーションシステムを構築・検証します。また充電・充填インフラの最適配置やエネルギーシステムへの負荷抑制を目指します。
3.今後の予定
本日から、NEDOが自動車関連プロジェクトの公募を開始します。詳細は、当省ニュースリリース「自動車関連プロジェクトの公募を開始します」をご確認ください
関連資料
- 「電動車等省エネ化のための車載コンピューティング・シミュレーション技術の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(概要)(PDF形式:453KB)
- 「電動車等省エネ化のための車載コンピューティング・シミュレーション技術の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(本体)(PDF形式:1,086KB)
- 「スマートモビリティ社会の構築」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(概要)(PDF形式:408KB)
- 「スマートモビリティ社会の構築」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(本体)(PDF形式:1,051KB)
関連リンク
- 産業構造審議会 グリーンイノベーションプロジェクト部会 産業構造転換分野ワーキンググループ
- グリーンイノベーション基金事業「電動車等省エネ化のための 車載コンピューティング・シミュレーション技術の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(案)に対する意見公募に関する結果公示
- グリーンイノベーション基金事業「スマートモビリティ社会の構築」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(案)に対する意見公募に関する結果公示
担当
基金全体について
産業技術環境局 環境政策課
カーボンニュートラルプロジェクト推進室長 笠井
担当者:田村、難波電話:03-3501-1511(内線 3344)
03-3501-1733(直通)
03-3501-7697(FAX)プロジェクトの詳細について
製造産業局 自動車課
ITS・自動走行推進室長 福永
担当者:西野、山本、井堀、芝、松永電話:03-3501-1511(内線 3831)
03-3501-1690(直通)
03-3501-6691(FAX)