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海外現地法人四半期調査(2021年10~12月期)の結果を取りまとめました

現地法人売上高2.8%増 半導体不足の影響が一部にあるものの幅広い業種で増加

2022年3月25日

経済産業省では、我が国企業の国際展開や、海外での業況を把握することを目的に、我が国企業の製造業海外現地法人の海外事業活動に関する調査を実施し、四半期毎に公表しています。この度、2021年10~12月の調査結果を取りまとめました。
我が国企業の海外現地法人における売上高(2021年10~12月、ドルベース)は、前年同期比2.8%と5期連続の増加となりました。化学、はん用等機械、鉄鋼など輸送機械を除く全ての業種で増加しました。主力の輸送機械は、半導体不足の影響などにより北米・欧州等は減少したものの、ASEAN10等は増加しました。

1.結果概要

(1)売上高

売上高(全地域合計)は、前年同期比2.8%と5期連続の増加となりました。

地域別(北米、アジア、欧州)にみると、構成比の高いアジア(構成比56.9%)は、ASEAN10の輸送機械などの増加により、前年同期比6.9%と5期連続の増加となりました。一方、北米(同24.7%)は、輸送機械の減少などにより、同-5.0%と2期連続の減少、欧州(同11.2%)も同-3.8%と4期ぶりの減少となりました。

(2)設備投資額

設備投資額(全地域合計)は、前年同期比10.1%と3期連続の増加となりました。中国の輸送機械などが増加となりました。

地域別にみると、アジア(構成比54.8%)は、前年同期比25.1%と4期連続の増加となりました。北米(同27.6%)は、同-3.5%と3期ぶりの減少、欧州(同12.1%)は、同10.2%と3期連続の増加となりました。

(3)従業者数

従業者数(全地域合計)は、前年同期比-0.9%と3期ぶりの減少となりました。中国の電気機械などが減少となりました。

地域別にみると、アジア(構成比68.4%)は、前年同期比-0.5%と3期ぶりの減少となりました。北米(同13.7%)は、同-2.0%と8期連続の減少、欧州(同9.7%)は、同-2.8%と8期連続の減少となりました。

2.ホームページのご案内

本調査結果の資料は、以下のホームページにて閲覧・ダウンロードが可能です。

関連資料

担当

調査統計グループ 企業統計室長 沓澤
担当者:野村、松本

電話:03-3501-1511(内線2907)
03-3501-1831(直通)
03-3580-6320(FAX)