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西村経済産業大臣がアラブ首長国連邦に出張しました
2023年1月16日
1月16日(月曜日)、西村経済産業大臣はアラブ首長国連邦を訪問しました。
同国では、ワールド・フューチャー・エナジー・サミットに出席するとともに、ジャーベル産業・先端技術大臣兼アブダビ国営石油会社(ADNOC)CEO兼COP28議長と会談し、「日UAE先端技術調整スキーム(JU-CAT)」を新たに設立しました。また、アブダッラー外務・国際協力大臣、マズルーイ・エネルギー・インフラ大臣、ハルドゥーン・アブダビ執行関係庁長官といったUAE政府要人との会談に加え、フランスのリュナシェ・エネルギー移行大臣とも会談を行いました。
同国では、ワールド・フューチャー・エナジー・サミットに出席するとともに、ジャーベル産業・先端技術大臣兼アブダビ国営石油会社(ADNOC)CEO兼COP28議長と会談し、「日UAE先端技術調整スキーム(JU-CAT)」を新たに設立しました。また、アブダッラー外務・国際協力大臣、マズルーイ・エネルギー・インフラ大臣、ハルドゥーン・アブダビ執行関係庁長官といったUAE政府要人との会談に加え、フランスのリュナシェ・エネルギー移行大臣とも会談を行いました。
1.ワールド・フューチャー・エナジー・サミットへの出席
世界最大規模の再生可能エネルギー・環境技術等に関する国際会議・展示会である、ワールド・フューチャー・エナジー・サミット(WFES)を含むアブダビ・サステナブル・ウィーク 2023(ADSW 2023)の開会式に、UAE 政府閣僚や他国の政府要人等とともに出席しました。また、水素・アンモニア、カーボンリサイクル/CCUSなどのゼロエミ火力発電や自動車など、エネルギートランジションをテーマとした展示を行っている「日本パビリオン」や日本企業の展示ブースを視察し、関係者との間で、次世代のクリーンエネルギー技術等について意見交換を行いました。
2.ジャーベル・アブダビ産業・先端技術大臣兼国営石油会社(ADNOC)CEO兼COP28議長との会談
西村大臣とジャーベル大臣は、今回双方で署名・設立した「日UAE先端技術調整スキーム(JU-CAT)」という脱炭素分野を中心とする新たな連携を歓迎するとともに、水素・アンモニアなどのクリーンエネルギーにおける協力について議論し、本年のG7及びCOP28 の議長国として、両国がカーボンニュートラルの実現に向けた現実的なエネルギートランジションのために連携していくことで一致しました。また、両大臣は、昨年9月に署名された「包括的・戦略的パートナーシップイニシアティブ(CSPI)」(※3)の下、より一層連携していくことを確認しました。3.日UAE先端技術調整スキーム(JU-CAT)及び共同調査契約署名式
バイ会談に続き、西村大臣とジャーベル大臣は、「日UAE先端技術調整スキーム(JU-CAT)」(※1)に署名し、同スキームを設立しました。この枠組みは、日本の先端技術スタートアップとUAE投資家の協業を促し、UAEの脱炭素化と産業発展・人材育成に貢献するものです。さらに、両大臣は、JU-CATの下での最初の案件となるつばめBHB社とADNOC社の間の共同調査契約(JSA)の締結(※2)に立ち会いました。また、JERAとマスダール社の間での再生可能エネルギー及びグリーン水素製造にかかる協力覚書の締結にも立ち会いました。4.アブダッラー外務・国際協力大臣との会談
西村大臣は、アブダッラー外務・国際協力大臣と会談し、長年の日本への原油の安定供給などにおける協力に感謝するとともに、昨年9月に署名された「包括的・戦略的パートナーシップイニシアティブ(CSPI)」の下、両国間の戦略的パートナーシップを新たなステージに引き上げるべく、より一層連携していくことを確認しました。5.マズルーイ・エネルギー・インフラ大臣とのバイ会談
OPECプラスで主要な役割を担うマズルーイ大臣に対して、西村大臣から、国際エネルギー市場の安定化に向けた協力を要請するとともに、今後も緊密に連携することを確認しました。また、両大臣は、世界の現実的なエネルギートランジション実現のための石油・LNGの上流投資の重要性で一致し、生産国と生産国間の対話を促していくことを確認しました。6.ハルドゥーン・アブダビ執行関係庁長官とのバイ会談
これまでの長年にわたる石油・ガス分野での協力や、水素・アンモニアといったクリーンエネルギー分野での協力に加えて、今後はAI、医療、バイオものづくりなどの新たな先端技術分野において、JU-CATを活用して日本のスタートアップ企業とUAEの連携をさらに強化していくことで一致しました。7.リュナシェ・エネルギー移行大臣との会談
本年4月のG7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合も見据えつつ、エネルギー安全保障の確保とカーボンニュートラルの実現に貢献する取り組みについて意見交換しました。
(※1)日UAE先端技術調整スキーム
(JU-CAT: Japan UAE Coordination scheme for Advanced Technology)
・最先端技術を有する日本のスタートアップ企業とUAEの投資家をマッチングするスキーム。このスキームを通じ、日本のスタートアップ企業が中東を含むグローバル展開に向けた資金とパートナーを獲得するとともに、日本のスタートアップ企業との協業によるUAEにおける産業育成・人材育成やイノベーション創出にもつなげていく。
・主な対象領域は脱炭素技術を中心に、ヘルスケア、フードテック・アグリテック、宇宙開発等の中東でのニーズが高い領域(ミドル・レイターステージ)。
・資源エネルギー庁とUAE産業・先端技術省でワーキンググループを設置し、進捗状況の確認・加速化を図る。日本側のリエゾンはJETROが務める。
(JU-CAT: Japan UAE Coordination scheme for Advanced Technology)
・最先端技術を有する日本のスタートアップ企業とUAEの投資家をマッチングするスキーム。このスキームを通じ、日本のスタートアップ企業が中東を含むグローバル展開に向けた資金とパートナーを獲得するとともに、日本のスタートアップ企業との協業によるUAEにおける産業育成・人材育成やイノベーション創出にもつなげていく。
・主な対象領域は脱炭素技術を中心に、ヘルスケア、フードテック・アグリテック、宇宙開発等の中東でのニーズが高い領域(ミドル・レイターステージ)。
・資源エネルギー庁とUAE産業・先端技術省でワーキンググループを設置し、進捗状況の確認・加速化を図る。日本側のリエゾンはJETROが務める。
(※2)つばめBHB社とADNOC間の戦略的共同調査契約(JSA: Joint Study Agreement)
・日UAEの費用対効果の高い脱炭素の取組に向け、東工大発ベンチャーである「つばめBHB社」の持つハーバー・ボッシュ法よりも低温・低圧でのアンモニア製造技術を生かすべく、同社とアブダビ国営石油会社(ADNOC)の間で共同市場調査及び実証の実施に向けた調査を行うことを取り決めたもの。
・日UAE先端技術調整スキーム(JU-CAT)の第一号案件として、両国の新たな脱炭素技術での連携に貢献。
・日UAEの費用対効果の高い脱炭素の取組に向け、東工大発ベンチャーである「つばめBHB社」の持つハーバー・ボッシュ法よりも低温・低圧でのアンモニア製造技術を生かすべく、同社とアブダビ国営石油会社(ADNOC)の間で共同市場調査及び実証の実施に向けた調査を行うことを取り決めたもの。
・日UAE先端技術調整スキーム(JU-CAT)の第一号案件として、両国の新たな脱炭素技術での連携に貢献。
(※3)日・UAE「包括的戦略的パートナーシップ・イニシアティブ(CSPI)」
・エネルギーを中心としたこれまでの日・UAE関係を超え、双方に利益をもたらす幅広い協力分野をフォローするための枠組み。2018年4月の安倍総理のUAE訪問時に合意。
・2022年9月、CSPIの具体化に向け、協力分野(①政治・外交、②経済・貿易・エネルギー・産業、③農業・環境・気候変動、④文化・教育・科学技術、⑤防衛・安保)等を定めた枠組文書である「CSPIの実施に関する共同宣言」が署名された。
・エネルギーを中心としたこれまでの日・UAE関係を超え、双方に利益をもたらす幅広い協力分野をフォローするための枠組み。2018年4月の安倍総理のUAE訪問時に合意。
・2022年9月、CSPIの具体化に向け、協力分野(①政治・外交、②経済・貿易・エネルギー・産業、③農業・環境・気候変動、④文化・教育・科学技術、⑤防衛・安保)等を定めた枠組文書である「CSPIの実施に関する共同宣言」が署名された。
担当
- <エネルギー関係:UAE>
資源エネルギー庁資源・燃料部
石油・LNG企画官 渡邉
担当者:野尻、児玉
メール:bzl-contact202301arab@meti.go.jp
電話:03-3501-2773(直通) - <エネルギー関係:フランス>
資源エネルギー庁国際課長 長谷川
担当者:佐久間、山田
メール:bzl-kokusaika-france★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。電話:03-3501-0598(直通)
- <その他>
通商政策局中東アフリカ課長 三宅
担当者: 長崎、橋本、伊東
メール:bzl-ne-tsusei-chutoafrica@meti.go.jp電話:03-3501-2283(直通)