西村経済産業大臣が京都に出張しました

2023年10月3日

西村経済産業大臣は10月1日(日曜日)、京都で開催されたSTSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)第20回年次総会に出席しました。プレナリーセッションでのスピーチのほか、STSフォーラム出席者との会談を行いました。

1.STSフォーラムプレナリーセッション

「AIの光と影」がテーマであるプレナリーセッションでは、西村大臣より、AIは生成AIをはじめとして近年驚くべきスピードで進化しており、このイノベーションがもたらす便益を広く経済社会が享受するためにも、AIが抱えるリスクをバランスよくマネージしながら社会実装を推進していくことの重要性を発信しました。また、AIの社会実装を進めていく上で不可欠な半導体、蓄電池、核融合に関する日本の取組について発信しました。

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2.STSフォーラム出席者との会談

(1)台湾 マークリューTSMC会長との会談

西村大臣からは、TSMCの熊本における投資は日本の半導体産業の再興に向けた重要なプロジェクトであり、素材・装置メーカー等による新たな投資等、大きな経済波及効果を喚起していることを歓迎しました。また、将来のイノベーションを含めた日本とTSMC間の協力・連携に関して意見交換を行いました。

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(2)スロベニア イゴール・パピッチ高等教育・科学・イノベーション大臣との会談

西村大臣からは、8月スロベニアで発生した大洪水の被害についてお見舞い申し上げるとともに、両国間の外交関係樹立30周年を迎えたことを歓迎しました。パピッチ大臣からは、これまでの両国間の協力関係に謝意が述べられるとともに、水素分野での協力の可能性等にについて発言がありました。

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(3)フランス マリー・セメリア トタル・エナジーズCTOとの会談

会談では、これまでのLNG事業に係る協力や今後のLNG協力及び政策、大規模な太陽光発電事業、洋上風力発電事業における協力可能性などについて意見交換を行いました。

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(4)スウェーデン スバンテ・ペーボ マックス・プランク進化人類学研究所所長との会談

西村大臣からは、昨年のノーベル生理学・医学賞の受賞に敬意を表するとともに、新型コロナウイルスなどの感染症とDNAとの関係性や、人類が直面している課題を乗り越えていくために科学の重要性や若手科学者の育成などついて意見交換を行いました。

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担当

産業技術環境局 国際室長 井上
担当者:細沼、山下
電話:03-3501-1511(内線 3357)
メール:bzl-s-sangi-kokusai★meti.go.jp
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