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古賀経済産業副大臣が南アフリカ共和国に出張しました

2025年2月10日

古賀経済産業副大臣は、2月2日(日曜日)から6日(木曜日)までの日程で、南アフリカ共和国に出張しました。南アフリカ共和国では、マイニング・インダバ2025に出席し、日本とアフリカ諸国等との鉱業分野における協力推進に向けて基調講演を行うとともに、各国政府関係者と二国間会談を行いました。

1.マイニング・インダバ2025への参加

南アフリカ共和国・ケープタウンにおいて、アフリカ諸国の閣僚級のほか、世界各国の政府関係者、投資家、資源関係企業が参加する世界最大級の鉱業分野の展示会・カンファレンス「マイニング・インダバ2025」に参加し、日本とアフリカ諸国等との鉱業分野における一層の関係強化に取り組みました。詳細は以下2、 3のとおりです。

※インダバ(INDABA)とは、ズールー語で「重要な問題を議論する会議」を意味します。

2.JOGMECセミナー基調講演の概要

講演では、日本のアフリカ諸国への鉱物資源投資について具体的な予算措置を活用し、アフリカでの銅やレアメタルの新たな案件組成に繋げていくことを強調しました。併せて、資源国の持続的な産業発展に資するよう、誠実な資源開発を共に行う信頼できるパートナーとして、日本とアフリカ各国との間でウィンウィンの関係を構築していくことを表明しました。

基調講演の様子

3.政府関係者との会談

マイニング・インダバ2025の機会を捉えて、計6名の閣僚級を含む政府関係者との間で、重要鉱物分野等の協力について意見交換を行いました。

(1)コンゴ民主共和国 パカボンバ鉱山大臣

パカボンバ鉱山大臣と会談し、日本企業による同国への鉱業投資が実現した際に、事業環境を議論するための官民会合の設置を要請するとともに、日本企業による探査活動への協力についても要請しました。併せて、JOGMECと同国との間で実施している資源探査協力を深化させていくことを確認しました。

写真3

(2)ザンビア共和国 カブスウェ鉱山・鉱物開発大臣

カブスウェ鉱山・鉱物開発大臣と会談し、日本企業のザンビア共和国への資源プロジェクト参画を視野に、JOGMECによるザンビア全土を対象とした衛星画像解析を含む資源探査協力を加速化させていくことを確認しました。

写真4

(3)フランス共和国 ガエゾ首相府 戦略的鉱物・金属資源の供給に関する省庁間代表

ガエゾ首相府戦略的鉱物・金属資源の供給に関する省庁間代表と会談し、重要鉱物の資源外交での連携や、アフリカの資源プロジェクトへの参画可能性など二国間での重要鉱物分野における協力について意見交換しました。

写真5

(4)南アフリカ共和国 タウ貿易・産業・競争大臣

タウ貿易・産業・競争大臣と会談し、G20に関し南アフリカ共和国の議長国就任に祝意を示すとともに、ルールベースの貿易秩序の必要性について確認をしました。また、ビジネス環境の改善等について議論し、今年8月に行われるTICAD9等の機会を活用して、日本・南アフリカの二国間関係をより深化させていくことを確認しました。

写真6

(5)南アフリカ共和国 ラマホパ電力・エネルギー大臣

ラマホパ電力・エネルギー大臣と会談し、カーボンニュートラルの実現に向け、各国の事情に応じた多様な道筋によるエネルギー移行の重要性について認識を共有するとともに、南アフリカが議長を務める本年のG20に向け、今後緊密に連携していくことを確認しました。また、世界全体の脱炭素に向けて水素が果たす役割やエネルギー分野における更なる二国間協力の可能性について意見交換を行いました。

写真7

(6)南アフリカ共和国 ムグシナ鉱物資源石油副大臣

ムグシナ鉱物資源石油副大臣と会談し、JOGMECと南ア・地球科学委員会(CGS:Council for Geoscience)との鉱業分野の協力覚書の再締結意思を確認するとともに、電力供給問題など鉱業プロジェクト推進に当たって解決すべき課題について意見交換をしました。また、各国の事情に応じた多様な道筋によるエネルギー移行の重要性や二国間のエネルギー協力、本年のG20に向けた連携についても、意見交換を行いました。

写真8

担当