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令和6年度中学生・高校生向け政策提案型パブリック・ディベート全国大会の受賞者を決定しました

2025年2月12日

資源エネルギー庁は、「エネルギー政策~エネルギー安定供給と脱炭素社会の実現の両立~」というテーマで、全国の中学生及び高校生を対象に、政策提案型パブリック・ディベート全国大会を開催しました。書類審査を通過した中学生・高校生それぞれ16チームが出場し、この度、受賞者を決定しました。

1.開催趣旨

全国の中学生及び高校生が、「エネルギー政策~エネルギー安定供給と脱炭素社会の実現の両立~」をテーマに、ディベート形式(オンライン)で直接討論することを通じて、地域を越えた交流を図りつつ、日本のエネルギーの未来を考える政策提案型パブリック・ディベート全国大会開催しました。

2.開催概要

中学生16校37チーム、高校生24校47チームから応募があり、書類審査を経て、中学生・高校生それぞれ16チームが討論に参加しました。各チームは、授業等を通じて得た知識や思考・体験を整理して、新しいエネルギー政策を提案し、互いの提案の質を高め合うよう議論を深め、優勝を目指しました。

ディベートでは、(1)社会の課題を解決するための従来にない着眼点があるか、(2)政策を支える大事な理念や価値観を示すとともに、実現可能な実施方法が考えられているか、(3)提案された政策の実行により、どの程度の効果が見込まれるか、という3つの観点から、審査を行いました。

4つのリーグ戦で最も得点の高かった4チームが準決勝へ進出し、トーナメントの勝者が優勝を勝ち取りました。また、優勝・準優勝チームを除き、リーグ戦で最も得点の高かったチームが敢闘賞を受賞しました。令和7年3月1日、日本科学未来館において、表彰式を行う予定です。

3.受賞者

(1)中学生の部

優勝

慶進中学校

準優勝

中央大学附属中学校

敢闘賞

宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校
盛岡中央高等学校附属中学校

(2)高校生の部

優勝

岐阜県立岐阜高等学校

準優勝

開成高等学校

敢闘賞

高槻高等学校
熊本県立熊本高等学校

4.実行委員長の講評

政策提案型パブリック・ディベート全国大会は、2回目の開催となりました。高校生の部の決勝戦は、いずれが勝ってもおかしくない僅差の試合でした。中学校の部の皆さん、高校生とも思えるような、質の高い内容の試合をありがとうございました。
この大会のディベートには、特徴が2つあります。第一に、パブリックという点で、一般の聞き手(聴衆)を意識したわかりやすいスピーチを行うことです。第二に、試合の対戦校が、互いの政策の質を高め合うようにディベートをすることです。本大会では、これらの特徴をよく理解した、質の高い試合が、多く見られました。
この大会に向けて、中学生や高校生の皆さんは、実によくリサーチをして、政策を提案してくれました。例えば、日本の国土を生かしたエネルギーの地産地消や洋上風力発電の拡大、高温ガス炉による原子力発電の利用といった政策提案がありました。ディベートの中で、これらの政策の効果や必要な経費、実現までのロードマップが論点となり、各々の政策の優位性と課題が浮き彫りになりました。
この大会のディベートは、これからの日本のエネルギーを考える論点を示すものになっていました。この大会を出発点として、中学生や高校生の皆さんのエネルギー問題への関心がさらに広がっていくことを期待したいと思います。

関連リンク

担当

資源エネルギー庁 総務課 調査広報室長 植田
担当者:喜多、青田、前田
電話:03-3501-1511(内線 4474)
メール:bzl-enecho-chosakoho-pr★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。