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ウラノス・エコシステムにおける産業データ連携推進に向けた技術的な参照文書を公開しました

2025年2月28日

同時発表:独立行政法人情報処理推進機構

経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構は、ウラノス・エコシステムの取組における技術的な参照文書である「Whitepaper:ウラノス・エコシステム・データスペーシズ リファレンスアーキテクチャモデル」を公開しました。

1.背景・経緯

経済産業省では、DFFT(Data Free Flow with Trust:信頼性のある自由なデータ流通)の実現に向け、複数のシステムを連携させ、企業・業界を横断したデータの利活用を促進することで、データ・システム・ビジネス連携を具体的に推進し、官民協調で企業・産業競争力強化を目指す取組を、「ウラノス・エコシステム」として推進しています。

ウラノス・エコシステムでは、横断的な相互運用性のもと、データ主権を担保した産業データ連携を行うためのデータスペースとして、「ウラノス・エコシステム・データスペーシズ(Ouranos Ecosystem Dataspaces:ODS)」に係るアーキテクチャの検討、設計、研究開発、実証及び社会実装に向けた事業開発を行ってきました。

経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構デジタルアーキテクチャ・デザインセンター(IPA DADC)はこれまでのODSに係る検討を踏まえ、ウラノス・エコシステムにおけるデータスペースの階層構造モデルをはじめとした技術的な参照文書として「Whitepaper:ウラノス・エコシステム・データスペーシズ リファレンスアーキテクチャモデル(ODS-RAM)」を公開し、今後産業界や学術界との議論・対話を通じて柔軟かつ迅速にアップデートしていきます。

2.目的

本書は、ウラノス・エコシステムにおけるサービス主導のデータスペースの構築に向けたオープンな機会を提供し、様々な主体の参画を促すとともに、相互運用性を図っていくために、今後のシステム実装で参照する技術文書とすることを企図しています。

3.想定読者と本書の構成

本書は、ウラノス・エコシステムにおける取組に賛同する国内外における幅広い産業を対象に、データ連携に係るアーキテクチャ設計を担当する者や、企業の開発部門及びデータマネジメント部門に所属する設計・開発責任者、研究機関に所属する者などを主要な読者として想定しています。

4.ODS-RAMのダウンロード

IPA DADCのリンク外部リンクからダウンロードが可能です。

ウラノス・エコシステムにおける取組の一環として、ODS-RAMは今後も産業動向を踏まえながら継続的なバージョンアップデートを行います。本件に関して貢献いただける民間企業、研究者の皆様は、上記リンク先のIPA DADCの窓口までお問合せください。

5.今後の方針

ODS-RAMで提示するプロトコルの詳細な仕様については、今後の実証などを踏まえ、2025年度を目途に「ODSプロトコル仕様書」として具体化する予定です。今後、ODS-RAMで示したリファレンスアーキテクチャモデルをベースに、ウラノス・エコシステムの更なる拡大を目指して、具体的なユースケースを対象に社会実装を進めていきます。

また、ODS-RAMの社会実装を促進するため、ソフトウェア・コンポーネントやガイドブックについても随時公表していく予定です。

担当

商務情報政策局 情報経済課長 守谷
担当者:津田 
電話:03-3501-1511(内線 3961)
メール:bzl-johokeizai-ouranos-ecosystem★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。