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第6回IP BASE AWARD受賞者が決定しました
スタートアップやスタートアップ支援者を表彰します
2025年3月10日
特許庁では、毎年、「IP BASE AWARD」において、知財で目覚ましい取組をしたスタートアップやスタートアップ支援者を表彰しています。
今年度で第6回となるIP BASE AWARDでは、スタートアップ部門において、初めて公開ピッチ審査を実施し、受賞者を決定するとともに、オーディエンス賞を新設しました。
スタートアップが、革新的な技術やアイデアをもとにビジネスを成長させていくためには、その技術・アイデアを保護する知財が大きな価値を持ちます。IP BASE AWARDでの表彰を通して、スタートアップに対する知財の普及啓発およびスタートアップに関わる知財コミュニティの活動の促進を図ります。
1.第6回IP BASE AWARD
特許庁は、スタートアップに不可欠な知財戦略に関する基礎知識や支援施策、イベントなどの最新情報を集約した知財コミュニティポータルサイト“IP BASE”を運営しています。
今年度で第6回となるIP BASE AWARDでは、スタートアップにおける知財コミュニティの活動を促進させるべく、スタートアップ部門、スタートアップ支援者部門で、知財全般に関して、先進性、斬新性等の観点から目覚ましい取組をした個人・組織を表彰しています。
今回、スタートアップ部門では、書類審査とヒアリング審査を通過したファイナリスト6社の注目すべき知財への取組を、会場でプレゼンテーションしていただき、公開ピッチ審査によってグランプリと奨励賞を決定いたしました。また、会場参加者及びオンライン視聴者による投票を行うことにより、今般初めてとなるオーディエンス賞受賞者を決定しました。
スタートアップ部門の受賞者は以下のとおりです。
グランプリには、大学へストックオプションを発行して特許出願前に技術を譲渡してもらうなどの知財戦略が事業戦略に大きく寄与するように設計されている半導体を開発する大熊ダイヤモンドデバイス株式会社が選ばれました。
奨励賞には、知財を活用した標準化を積極的に進めている医療×AIの先端領域で医療機器を開発する株式会社カルディオインテリジェンスと、検査データの利活用を意識したオープンクローズ戦略がビジネスモデルに直結し、収益化にも成功しているヘルスケアを提供する株式会社サイキンソーが選ばれました。
株式会社サイキンソーは、会場参加者及びオンライン視聴者の投票により決定されるオーディエンス賞とのダブル受賞となりました。
グランプリには、産学連携組織や大学発ベンチャーファンド等のスタートアップ支援における多様な経験を持つ坂本 剛氏と、大学の研究成果を社会実装につなげるために知財化支援や産学連携、スタートアップの創出・成長を促進し事業化の支援を推進した慶應義塾大学イノベーション推進本部が選ばれました。
また、奨励賞には、事業戦略・競争優位性を見据えた特許戦略の構築・特許権の取得まで幅広い支援を行う酒谷 誠一氏や、創業前支援に注力し、特に大学発スタートアップにおける知財戦略の構築で貢献している南野 研人氏、国内外の製薬企業・大学・スタートアップ企業等を顧客とし、主にライフサイエンス分野における特許権の取得に長年携わる渡邉 伸一氏、国内最先端の技術を事業化・普及させるために大学等との連携事業により支援を行う一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズが選ばれました。
(受賞者概要、受賞理由はこちら)
第6回「IP BASE AWARD」グランプリ受賞者
スタートアップ部門
- 大熊ダイヤモンドデバイス株式会社
スタートアップ支援者部門
- 坂本 剛氏 (QBキャピタル合同会社 代表パートナー)
- 慶應義塾大学イノベーション推進本部
第6回「IP BASE AWARD」奨励賞受賞者
スタートアップ部門
- 株式会社カルディオインテリジェンス
- 株式会社サイキンソー
スタートアップ支援者部門
- 酒谷 誠一氏(サカタニ知財事務所 代表弁理士)
- 南野 研人氏(弁理士法人レクシード・テック)
- 渡邉伸一氏(WNW特許事務所 代表パートナー弁理士)
- 一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ
第6回「IP BASE AWARD」オーディエンス賞受賞者
- 株式会社サイキンソー
2.公開ピッチ審査(IPナレッジカンファレンス for Startup 2025)の様子
日時:2025年2月28日(金曜日)15時30分から18時30分
場所:ベルサール汐留 1F(JID2025 by ASCIISTARTUP会場内「Launcherステージ」)
アーカイブ動画がこちらから視聴できます。
3.IP BASE AWARDについて
各部門受賞者は、自薦他薦を問わないアワード候補から、選考委員会により選ばれます。各部門の対象は以下の通りです。
スタートアップ部門
対象:戦略的な知財権の取得、活用などを積極的に実施している、未上場かつ設立10年以内のスタートアップ
スタートアップ支援者部門
対象:スタートアップ支援に意欲的に取り組み、その支援によりスタートアップ知財エコシステムの活性化に貢献している個人、組織(弁理士、弁護士、VC、投資家、アクセラレーター、インキュベーター、スタートアップへの取組をしている企業、研究機関関係者、大学関係者等)
4.知財ポータルサイト「IP BASE」について
特許庁は、「知財って重要そうだけど、まず何をすればいいか分からない」「誰に相談すれば良いのか分からない」といったスタートアップの声に応えるべく、“スタートアップがまず見るサイト”、“知財専門家とつながるサイト”として、知財コミュニティポータルサイト「IP BASE」を2018年12月に開設しました。
スタートアップに不可欠な知財戦略に関する基礎知識や支援施策、イベントなどの最新情報を集約し、スタートアップ関係者(スタートアップやベンチャーキャピタル、アクセラレーターなど)と、知財専門家(弁理士や弁護士など)の双方が参加するスタートアップ知財コミュニティの「基地」となることを目指して、運営しています。
関連リンク
担当
特許庁 総務部 企画調査課 知的財産活用企画調整官 金子担当者:関口、松田
電話:03-3581-1101(内線 2152)
メール:PA0950★jpo.go.jp
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