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IoT製品に対するセキュリティラベリング制度(JC-STAR)の運用を開始しました

2025年3月25日

同時発表:独立行政法人情報処理推進機構

本日、経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」の運用を開始しました。
今後、本制度のラベル取得製品の普及を促進するとともに、より高い水準のラベル・認証の整備や、諸外国との相互承認の実現を進める予定です。

1.背景・趣旨

近年、デジタル化の進展に伴い、ルーターやネットワークカメラ、センサといったIoT製品の数が急速に増加するとともに、IoT製品を狙った攻撃も増加傾向にあるなど、IoT製品の脆弱性を狙ったサイバー脅威が高まってきています。こうした背景を踏まえ、諸外国ではIoT製品のセキュリティ対策に関する制度検討が進んでいます。

諸外国の取組も踏まえつつ、我が国においても適切なセキュリティ対策が講じられているIoT製品が広まる仕組みを構築することを目指し、経済産業省は、2022年11月から「IoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度構築に向けた検討会」において議論を進め、意見公募の実施(2024年3月15日~4月15日)を経て、2024年8月に同検討会の最終取りまとめを踏まえた本制度の制度構築方針を公表しました。

同制度構築方針においては、2024年度中に制度の一部運用開始する予定である旨を示していたところ、本日、「IoT製品に対するセキュリティラベリング制度(JC-STAR)」として、IoT製品に共通した最低限の脅威に対応するための基準(★1)に対する申請受付を開始しました。

※「JC-STAR」は、本制度の英語名「Labeling Scheme based on Japan Cyber-Security Technical Assessment Requirements」の略称。

2.JC-STARの概要

JC-STARは、共通的な物差しでIoT製品に具備されているセキュリティ機能を評価・可視化し、政府機関、民間企業から一般消費者まで、IoT製品の購入者・調達者が、本制度のラベルを確認することで、自らが求めるセキュリティ水準の製品を容易に選択できるようにすることを目的としています。
本制度の概要は以下の通りです。

関連リンク

担当

商務情報政策局 サイバーセキュリティ課長 武尾
担当者:味木、木本、前田
電話:03-3501-1511(内線 3964)
メール:bzl-cyber-madoguchi★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。