- ホーム
- ニュースリリース
- ニュースリリースアーカイブ
- 2024年度3月一覧
- 「宇宙戦略基金基本方針」の改定及び「宇宙戦略基金実施方針(経済産業省計上分)第二期技術開発テーマ」の策定を行いました
「宇宙戦略基金基本方針」の改定及び「宇宙戦略基金実施方針(経済産業省計上分)第二期技術開発テーマ」の策定を行いました
2025年3月26日
【2025年3月27日更新】関連資料(別紙2)の一部に誤りがありましたので訂正し、差し替えました。
経済産業省は、本日、宇宙戦略基金の事業全体の制度設計を定める「基本方針」(令和6年4月26日策定)を関係省庁とともに改定しました。
また、令和6年度補正予算により経済産業省で実施する技術開発テーマを決める「宇宙戦略基金実施方針(経済産業省計上分)第二期技術開発テーマ」を内閣府とともに策定しました。
1.背景・趣旨
令和5年度に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に創設された「宇宙戦略基金」においては、事業全体の制度設計を定める「基本方針」及び宇宙戦略基金において取り組む「技術開発テーマ」とその目標・内容等を定める「実施方針」を策定しています。
今般、宇宙政策委員会での議論等を踏まえ、「基本方針」を別紙1のとおり改定しました。
また、令和6年度補正予算(総額3,000億円、経済産業省計上分1,000億円)により実施する技術開発支援の内容を、支援規模、期間等と併せて定める「宇宙戦略基金実施方針(経済産業省計上分)第二期技術開発テーマ」を、経済産業省産業構造審議会製造分科会宇宙産業小委員会及び内閣府宇宙政策委員会での議論を踏まえ、別紙2のとおり策定しましたので、公表します。
我が国の宇宙産業が国際競争力を持ち、持続的に成長するために、経済産業省としては、宇宙戦略基金含め様々な経済施策を一体的に講じていくことで、産業構造自体の変革を目指していきます。今後も、基本方針や実施方針を踏まえ、スタートアップを含む民間企業や大学等の技術開発への支援を強化・加速していきます。
2.宇宙戦略基金で経済産業省が実施する取組
民間ベースでの開発が加速し、国際競争が激化しているロケット製造や衛星データ利用システム等、衛星コンステレーションの構築を取り巻く産業において、我が国の産業が遅れをとることは、我が国の自律性を損ない、かつ、打上費用が継続的に海外流出し続けることとなる可能性があります。また、各国の衛星製造の加速およびミッションの高度化やそれに伴う衛星へのニーズ変化の進展に取り残されないことも重要です。宇宙産業小委員会及び内閣府宇宙政策委員会での議論も踏まえ、以下の6つのテーマに取り組んでいきます。
- 高頻度打上げに資するロケット部品・コンポーネント等の開発
- 高頻度打上げに資するロケット製造プロセスの刷新
- 射場における高頻度打上げに資する汎用設備のあり方についてのフィージビリティスタディ
- 衛星データ利用システム実装加速化事業
- 革新的衛星ミッション技術実証支援
- 宇宙機の環境試験の課題解決
3.今後の予定
関係法令、基本方針及び実施方針に基づき、JAXAにおいて公募が行われる予定です。
関連資料
- (別紙1)宇宙戦略基金基本方針(令和7年3月26日改定)(PDF形式:416KB)
- (別紙2)宇宙戦略基金実施方針(経済産業省計上分)第二期技術開発テーマ(令和7年3月26日決定)(PDF形式:672KB)
関連リンク
担当
製造産業局 宇宙産業課長 髙濵
担当者:岩永、関口
電話:03-3501-1511(内線 3844)
メール:bzl-s-seizo-uchu★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。