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日・ブラジル経済フォーラムが開催されました
2025年3月27日
【2025年4月1日更新】6.本文中の登壇者の記載に誤りがございましたので訂正しました。
3月26日(水曜日)、「日・ブラジル経済フォーラム」(日本貿易振興機構(JETRO)、日本経済団体連合会、ブラジル全国工業連盟(CNI)主催)がホテルニューオータニにて開催され、経済産業省からは、武藤経済産業大臣がビデオメッセージで挨拶を行いました。
同フォーラムには、日本・ブラジル連邦共和国の政府、企業、金融機関等の関係者が参加し、両国の外交関係樹立130周年を祝うとともに、これを契機に日メルコスール経済連携強化や日伯産業共創について活発な議論を行うとともに、官民合わせて84件の覚書等を石破内閣総理大臣及びルーラ大統領の前で発表することで、今後のさらなる連携強化をアピールしました。
1.日・ブラジル経済フォーラムについて
2025年は日ブラジル連邦共和国外交関係樹立130周年を迎えるにあたり、ブラジル連邦共和国のルーラ大統領を国賓として日本に招待し、ルーラ大統領は企業ら一行とともに訪日しました。これを機に、日本貿易振興機構(JETRO)、日本経済団体連合会、ブラジル全国工業連盟(CNI)主催の下、3月26日(水曜日)に日・ブラジル経済フォーラムが開催され、日本・ブラジル連邦共和国の政府、企業、金融機関等の関係者が参加しました。
出典:首相官邸ホームページ
2.武藤経済産業大臣の挨拶について
本フォーラムの冒頭では、日本政府の代表として武藤経済産業大臣がビデオメッセージで挨拶を行いました。冒頭、日ブラジル外交関係樹立130周年という記念すべき年にルーラ大統領を国賓としてお迎えし、本フォーラムを開催できることを祝福するとともに、天然資源に恵まれたブラジル連邦共和国と技術を有する日本は、長きにわたって、それぞれの強みを活かし、気候変動対策やグローバル・バリューチェーンの構築といった地球規模の課題解決に向けた連携が進んでいること、経済産業省はグローバルサウス予算事業を通じ、積極的に支援している旨発言しました。また、日本とメルコスールの経済連携強化や大阪・関西万博、COP30などにより、人的・経済的交流の機運を盛り上げる機会を通じて、日本とブラジル連邦共和国、日本とメルコスールの経済的パートナーシップがより強固なものとなり、未来に向けて新たな可能性について言及しました。
3.本フォーラムのポイント
1. セッション(1):「環境・エネルギー戦略」(パネル方式)
毛利日本製鉄株式会社原料第二部長、萩原株式会社明治執行役員、Edvandro Gussi, UNICA CEO、Mauro Andrade, Prumo Logistica Business Development Officer,に御登壇いただき、エタノールの提供や鉄鉱石などによる脱炭素やエネルギー移行の取組やこれを踏まえた今後の見通しなどについて議論が行われました。
2. セッション(2):「持続可能な開発に向けた日・ブラジル共創」(パネル方式)
天野株式会社国際協力銀行常務執行役員、 山崎株式会社日立製作所 グローバル渉外統括本部 産業政策本部 国際渉外部長、Rafael Abud FS Fueling Sustainability CEO、Paulo Macedo, Raízen Global Managing Directorに御登壇いただき、持続可能な開発に向けた人材育成やビジネス環境などについて議論が行われました。
3. セッション(3):「日・メルコスール経済連携」基調講演&対談形式
井上JETROサンパウロ事務所長 佐藤三井物産株式会社特任参与、ラファエル・チャントヨタ自動車株式会社中南米本部本部長、Gustavo Pimenta, Vale CEO、Francisco Gomez, EMBRAER CEOに御登壇いただき、井上所長による基調講演に加えて、メルコスールとの現在の関係及び今後の展望、戦略的パートナーシップの活性化などについて議論が行われました。
4. セッション(4): 「ブラジル閣僚スピーチ」
ファバロ農業大臣、シルベイラ鉱業・エネルギー大臣、サントス科学技術・イノベーション大臣、コスタ港湾・空港大臣が本フォーラムに出席するとともに、日ブラジル連邦共和国における二国間関係の強化などについて発言がありました。
5. 日・ブラジル覚書等発表式
石破内閣総理大臣及びルーラ大統領の前で官民合わせて84件の覚書等を発表しました。
日・ブラジル覚書等リスト
出典:首相官邸ホームページ
6. 日本メルコスールEPAの早期実現を求める共同声明の手交
日本経済団体連合会(経団連)の安永日本ブラジル経済委員会委員長及びヴィエイラ・ブラジル全国工業連盟(CNI)副会長より、石破内閣総理大臣及びルーラ大統領に対し、経済界にとっての日本メルコスール経済連携協定(EPA)の重要性に言及すると共に、「日本ブラジル外交関係樹立130周年を機に、今こそ日本メルコスールEPAの早期実現を求める共同声明」が手交されました。
出典:首相官邸ホームページ
7. 石破内閣総理大臣及びルーラ大統領の挨拶
最後に、石破内閣総理大臣及びルーラ大統領が挨拶をしました。
出典:首相官邸ホームページ
関連リンク
- 首相官邸ホームページ(ルーラ・ブラジル連邦共和国大統領の訪日)
- JETROビジネス短信「「日・ブラジル経済フォーラム」開催、産業界から日本・メルコスールEPAに強い要望」
- 日本経済団体連合会「日本ブラジル外交関係樹立130周年を機に、今こそ日本メルコスールEPAの早期実現を求める共同声明」
担当
通商政策局 中南米室長 中山
担当者:一色、秋元
電話:03-3501-1511(内線 2998)
メール:bzl-s-tsusei-chunanbei★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。