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武藤経済産業大臣が大韓民国に出張しました
2025年3月30日
武藤経済産業大臣は、大韓民国・ソウルに出張し、3月30日(日曜日)に開催された日中韓経済貿易大臣会合に出席しました。さらに、大韓民国 安徳根(アン・ドックン)産業通商資源部長官及び中華人民共和国 王文濤(オウ・ブントウ)商務部長との間で会談を行い、両国間の経済関係強化に向け、意見交換を行いました。
1.日中韓経済貿易大臣会合
韓国の安徳根(アン・ドックン)産業通商資源部長官が議長を務めた、第13回日中韓経済貿易大臣会合が韓国・ソウルで開催されました。経済産業省からは、武藤経済産業大臣が参加しました。
会議では、経済連携を含む多国間協力、ビジネス環境整備などの実務的協力について議論を行い、共同声明(関連資料)をとりまとめました。
武藤経済産業大臣の主な発言の要旨は以下のとおりです。
- 国際環境が日々変化し不安定性を増している状況であるからこそ、WTOや経済連携協定を通じた、ルールベースの国際経済秩序を維持・強化していく。
- RCEP協定に関して、透明性のある着実な履行の確保が重要。また、日中韓FTAについてはRCEPを超えた質の高い互恵的な協力を実現するために、経済面における様々な課題についても議論しながら交渉を加速するための議論を続けていく。
- ビジネス環境整備に関して、過当競争等の課題について透明で予見可能かつ公平な競争条件を確保することが重要。また、サプライチェーンの強靭化に向け、輸出管理の適切な運用を求めるとともに、地域間協力等の取組を進めていく。
2.二国間会談
(1)韓国 安徳根(アン・ドックン)産業通商資源部長官との会談
武藤経済産業大臣は、就任後初めて、安徳根(アン・ドックン)産業通商資源部長官と会談を行いました。会談では、エネルギーをはじめ各産業分野での協力が進展していることを歓迎するとともに、引き続き、日韓関係の協力強化を図ることで一致しました。
また、本年は日韓国交正常化60周年の節目の年であるところ、今年日本で開催される大阪・関西万博や、韓国が議長を務めるAPECにおいてお互いの開催成功に向けて、両国で緊密に連携していくことで一致しました。
(2)中国 王文濤(オウ・ブントウ)商務部長との会談
武藤経済産業大臣から、ビジネスに関わる企業関係者の安全確保や透明で公平なビジネス環境を確保することが極めて重要である旨発言し、邦人安全の確保、中国の輸出管理措置の運用の適正化、過当競争や国産品優遇策の是正などを強く求めました。また、ALPS処理水の海洋放出と日本産水産物の輸入規制に関する両政府の発表が着実に履行されていることを評価し、日本産水産物の輸入回復の早期実現を求めました。
両大臣は、「第4回日中輸出管理対話」及び「第2回日中サービス貿易政策対話」の着実な実施を評価するとともに、「第2回日中ビジネス環境円滑化ワーキンググループ」を日本で、「第18回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」を中国で、それぞれ年内に開催することを歓迎しました。また、大阪・関西万博の開催成功に向けて、両国で緊密に連携していくことで一致しました。その他、第三国市場での民間経済協力等について意見交換を行いました。
両大臣は、今後も様々な機会を活用して、緊密に意思疎通を重ねていくことで一致しました。
関連資料
- Joint Media Statement of the Thirteenth Economic and Trade Ministers’ Meeting between the Republic of Korea, Japan and the People’s Republic of China(PDF形式:151KB)
- 第13回日中韓経済貿易大臣会合 共同メディア声明 仮訳(PDF形式:143KB)
担当
通商政策局 北東アジア課長 福永
韓国室長 蓮沼
担当者:國藤、亀田
電話:03-3501-1511(内線 3016~9)
メール:bzl-s-tsusei-hokutoasia★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。