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第11回Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)年次総会を開催しました
2024年10月11日
10月9日(水曜日)及び10日(木曜日)、経済産業省及び新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、第11回Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)年次総会をハイブリッド開催しました。"How to Live within the Planetary Boundaries through Green Innovation"をメインテーマに、地球温暖化問題解決の鍵となるグリーン・イノベーションについて議論を行いました。93の国・地域から約1,700人にご参加いただきました。
会議の概要
ICEFは、日本のイニシアチブにより2014年に設立された国際的なプラットフォームであり、エネルギー・環境分野のイノベーションにより気候変動問題の解決を図るため、世界各国の閣僚や各分野をリードする有識者、指導者を招き、学界・産業界・政府関係者間の議論と協力を促進することを目的としています。
11回目を迎える本年は、グリーントランスフォーメーション(GX)の実現を目指し、エネルギー・環境関連の国際会議を集中的に開催する「東京GXウィーク」の取組の一環として、10月9日及び10日の2日間にわたりハイブリッド形式で開催しました。"How to Live within the Planetary Boundaries through Green Innovation"をメインテーマとし、地球温暖化問題解決の鍵となるグリーン・イノベーションに焦点が置かれ、プラネタリー・バウンダリー(人類が生存できる安全な活動領域とその限界点の概念)とエネルギー・トランジション、二酸化炭素除去等の気候安定化技術、水素の利活用への備え、原子力エネルギーなどについて議論が行われました。
岩田経済産業副大臣は本会合の冒頭挨拶を行い、2050年にカーボンニュートラルを実現する目標を達成するためには、2030年へ向けたGXの加速が重要であること、世界情勢が大きく様変わりする中で、イノベーションの創出が重要な鍵となること、世界のカーボンニュートラル達成に向けた脱炭素の取組が更に推進されていくことを期待することを述べました。
2日間にわたる会合では、ヨハン・F・ロックストローム ポツダム気候影響研究所所長 、ジャン=エリック・パケ駐日EU代表部大使、バーツラフ・シュミル特別名誉教授、ヘレ・クリストファーセン トタルエナジーズアジア地域代表のほか、エネルギー・環境に関する世界の第一人者が13のセッションに登壇しました。また、多くのセッションにおいて、若手世代(ヤング・イノベーター)が議論に参加しました。
一連の議論を踏まえ、ICEF運営委員会によるステートメントの発表、及びカーボンニュートラル達成に向けて短期的・長期的に貢献する主要な革新的技術の道筋、手法を提言するロードマップ(AIと気候変動緩和 第2版)のドラフトも公開しました。今後、ロードマップについてはパブリックコメントを反映し、2024年11月、アゼルバイジャン共和国で開催されるCOP29(国連気候変動枠組条約第29回締約国会議)の場で最終版が発表される予定です。
関連リンク
- ICEFステートメント(英文)
- ICEFステートメント(和文仮訳)
- ICEF2024ロードマップ「人工知能(AI)と気候変動緩和 第2版」へのリンク
- ICEFホームページ
- ICEF YouTubeチャンネル
担当
イノベーション・環境局 総務課 国際室長 上嶋
担当者:杉本、谷本
電話:03-3501-1511(内線 3357)
メール:bzl-s-sangi-kokusai★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。