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情報処理技術者試験における試験区分体系などの見直し(案)について

2026年3月31日

2025年5月に公表した「Society 5.0時代のデジタル人材育成に関する検討会 報告書」を踏まえて、経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構において、情報処理技術者試験における試験区分体系などの見直しに向けて検討を行ってきました。
受験を検討されている方や関係者の皆様へ早期に情報を提供するために、現時点での試験区分体系などの見直し(案)を公表します。

1.現行の情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の概要

情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき実施する国内最大級の国家試験です。2024年度の実績は、応募者数74.1万人、合格者数25.1万人(ITパスポート試験13.5万人、他11.7万人)です。
その中でもITパスポート試験、基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験は、CBT(Computer Based Testing)方式で通年実施されています。
特に、DX推進を担う人材に必要な素養や専門スキルに対応するため、出題内容の見直しを随時実施しています。

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2.試験区分体系見直しの背景と目的

情報処理技術者試験は1969年から開始し、これまでデジタル技術に関する知識・技能を客観的に評価することを通じて、人材育成・確保に貢献してきました。
他方、AI等のデジタル技術は急速に進化しており、必要なスキルの移り変わりが激しくなってきています。また、AIの登場により、その活用の前提となるデータの重要性は高まってきています。
こうした中で、DXやAI利活用を進める観点から、国家試験としては、これまでの分業を前提とした開発体制に必要な特定の人材像を目指す試験区分体系から、「土台」としての幅広いスキルを身につけることでAIも活用して新たな価値創造を行う人の目標となる試験区分体系に見直します。

3.見直し概要(検討案)

データマネジメント試験(仮称)【新設】

AIを活用するためには、データを活用可能な状態に整備・管理する必要があることから、このスキルを習得し評価するための新たな試験を創設します。

ITパスポート試験【最適化】

全ての人が変化を敏感に捉えられるように、DXのマインド・スタンス、データマネジメントの基礎に関する出題を追加するとともに、AI時代に対応した倫理の出題強化などを実施します。

応用情報技術者試験・高度試験※1【再編】

DXやAI利活用を進める観点から、「土台」となる幅広いスキルを身につけることで、AIも活用して新たな価値創造を行う人の目標となるように、応用情報技術者試験と高度試験を大括り化し、マネジメント、データ・AI、システムの3領域、3試験に再編します。また、3領域の習得を推奨します(以下、3試験の総称を「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)」という)。

※1 高度試験:ITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、ITサービスマネージャ試験、システム監査技術者試験

試験実施方法【変更】

2026年度から、ペーパー方式である応用情報技術者試験・高度試験をCBT方式※2に移行し、全試験区分をCBT方式で受験可能にします※3。2027年度の見直し後の試験では、記述式・論述式をCBT方式に適した出題形式へ見直します。
論述試験のあり方は、2028年度以降に向けて継続検討します。

※2 Computer Based Testing:コンピュータを利用した試験方式
※3 情報処理安全確保支援士試験についても2026年度よりCBT方式に移行。2027年度には、同様に、CBT方式に適した出題形式へ見直し。

参考1 情報処理技術者試験の見直し後の試験区分体系イメージ

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4.新試験制度の開始時期

(1)2027年度春頃

ITパスポート試験
情報セキュリティマネジメント試験
基本情報技術者試験

(2)2027年度夏頃から秋頃

データマネジメント試験(仮称)
プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の各試験
情報処理安全確保支援士試験

※ 現時点の開始時期見込みであり、試験の準備状況によっては、遅れる可能性があります。

5.免除制度

プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)については、現行の高度試験と同等の免除制度を設けることを検討します。
また、経過措置として、現行の高度試験又は情報処理安全確保支援士試験において、一部科目の免除要件を満たした場合には、一定期間、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)、情報処理安全確保支援士試験の一部科目を免除することを検討します。

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※ 2027年度の新試験制度において、基本情報技術者試験の科目Aの免除制度及び情報処理安全確保支援士試験の科目A-2の免除制度については、変更を予定していません。

参考2 現行試験制度と新試験制度の比較(イメージ)

情報処理安全確保支援士試験についてのレベル感に変更はありません。

AI等のデジタル技術の急速な進化により、特定の専門性を高めていくことにとどまらず幅広いスキルを身につけることが必要となります。
このため、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)<PD>の1つの試験に合格することは、応用情報技術者試験の合格と同等と位置づけられます。

また、AI時代に対応する幅広いスキルを身につける観点から、PDの1つの試験の合格の後にはPDの3試験に全て合格することを推奨します。この3試験全ての合格者に対しては、「AI時代におけるフルスタックスキル」のデジタル証明の発行も検討しております。
加えて、セキュリティの重要性から、情報処理安全確保支援士試験の合格も推奨します。

※ なお、PDの科目A-1において基準点以上の成績を達成することでデジタル証明の発行を行うことも検討しております。

現行試験制度と新試験制度を比較するとイメージは以下の図のとおりです。

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6.その他

出題範囲など各試験の詳細は独立行政法人情報処理推進機構のホームページ外部リンクを参照ください。

担当

商務情報政策局 デジタル人材政策室長 迫田
担当者:米山、枝川、小林
電話:03-3501-1511(内線 3971)
メール:bzl-digiskills-inquiry★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。