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令和5年度(2023年度)エネルギー需給実績を取りまとめました(確報)
2025年4月25日
資源エネルギー庁は、各種エネルギー関係統計等を基に、令和5年度の総合エネルギー統計確報を作成し、エネルギー需給実績として取りまとめました。
1.エネルギー需給実績(確報)のポイント
(1)需要動向
- 最終エネルギー消費は前年度比2.7%減。うち石油が3.0%減、都市ガスが2.5%減、電力が2.5%減、石炭が2.2%減であった。
- 企業・事業所他部門は製造業の生産活動停滞などにより減少、家庭部門も冬が3月を除き暖かかったことやテレワーク実施率の低下などで減少、運輸部門は微減となった。
- 企業・事業所他が3.2%減(うち製造業は3.2%減)で2年連続減、家庭が4.4%減で3年連続減、運輸が0.4%減(うち旅客が0.3%減、貨物が0.6%減)で3年ぶり減と、全部門で減少した。
- 電力消費は、企業・事業所他が2.4%減(うち製造業は2.8%減)、家庭が2.7%減となった。
(2)供給動向
- 一次エネルギー国内供給は前年度比4.0%減。化石燃料は7.0%減と1991年度以降で最も落ち込んだ。非化石燃料は11.1%増で、再生可能エネルギー(水力を含む)は11年連続で増加。
- 化石燃料は、石炭が8.7%減、天然ガス・都市ガスが7.9%減、石油が5.2%減といずれも減少。非化石燃料は、原子力の51.7%増、太陽光発電やバイオマスがけん引した再生可能エネルギー(水力を除く)の6.3%増などで、そのシェアは25年ぶりの高位となる19.3%まで上昇。
- 発電電力量は前年度比1.4%減(9,877億kWh)となり、2010年度以降で最少。非化石電源比率は、東日本大震災以降で初めて30%を超え、31.4%まで上昇。
- 発電電力量の構成は、再生可能エネルギー(水力を含む)が22.9%(1.0%ポイント[%p]増)、原子力が8.5%(2.9%p増)、火力(バイオマスを除く)が68.6%(4.0%p減)。
- エネルギー自給率(IEAベース)は、前年度比2.6%p増と東日本大震災以降で最高の15.3%。
(3)エネルギー起源二酸化炭素(CO2)排出動向
- CO2排出量は、前年度比4.1%減、2013年度比25.4%減の9.2億トンとなり、1990年度以降の最少を更新。
- エネルギー消費総量減と非化石燃料増で化石燃料が大幅に減ったことで、2年連続で減少した。
- 部門別では、企業・事業所他が前年度比4.7%減、家庭が6.8%減、運輸が0.7%減。
- 電力のCO2原単位(使用端)は、前年度比2.9%減となる0.46kg-CO2/kWh。
(注)本資料においてエネルギー量は、エネルギー単位(ジュール)を使用。原油換算klに換算する場合は、本資料に掲載されているPJ(ペタジュール:10の15乗ジュール)の数字に 0.0258 を乗じると原油換算百万klとなります(原油換算:原油1リットル = 9,250kcal = 38.7MJ。1MJ = 0.0258リットル)。
2.統計表のHP掲載
資源エネルギー庁のホームページ
関連資料
担当
資源エネルギー庁 長官官房総務課 戦略企画室長 小高
担当者:疋田、高橋、秋間、二川、車
電話:03-3501-1511(内線4421~2)
メール:bzl-s-enecho-senryakukikaku★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。