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令和6年度補正予算「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業費補助金」に係る間接補助事業者の採択結果について
2025年7月15日
再生・細胞医療・遺伝子治療については、iPS細胞等を活用した研究開発が進む中で、今後の市場拡大が最も見込まれているバイオ医薬品の分野であり、産業化が大いに期待されています。
経済産業省では、再生・細胞医療・遺伝子治療製品を円滑に製造できる能力を国内に確保するため、CDMO(受託開発・製造事業者)の国内受託製造拠点の整備や製造人材育成に対しての支援を行います。
令和6年度補正予算「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業費補助金」(国庫債務負担行為含め4年間総額383億円)に係る間接補助事業者について、本年4月14日(月曜日)から5月23日(金曜日)までの期間をもって公募を行い、提案内容について外部有識者による審査委員会において厳正な審査を行った結果、以下13件の応募者を採択者として決定しました。
採択事業者(五十音順)
通常枠
再生医療等製品のGMP/GCTP※準拠の製造経験があり、さらなる製造拠点整備等を計画する事業者
採択事業者名 | 概要 |
---|---|
S-RACMO株式会社 (法人番号:3120901043157) |
商用製品と治験製品の安定かつ効率的な増産体制の構築、新規品目のタイムリーな受託、製造・プロセス開発・品質管理業務に従事するエキスパート人材の育成により、再生医療等製品の国内外での普及と実用化に貢献する。 |
株式会社サイト-ファクト (法人番号:3140001127775) |
CAR-T製剤をはじめとする遺伝子細胞製剤の製造に特化した製造施設の拡充、自動化による労務費削減効果の実証、クラウド型の細胞製造管理ソフトの導入による遺伝子細胞製剤製造時の作業効率の改善と製造工程の最適化、コスト低減、グローバル企業との協業体制を構築し、グローバルスタンダードのQMS体制の構築を進める。 |
JCRファーマ株式会社 (法人番号:6140001000905) |
当社が培ってきた再生医療等製品に係る技術力を活かし、受託製造能力を拡充するため、再生医療等製品の製造設備の整備、人材の育成をする。 |
株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング (法人番号:4180301011063) |
再生医療等製品に寄与するCDMO事業の新たなビジネスモデルの確立と国際競争力の強化を見据えた事業展開を進める。 |
株式会社ニコン・セル・イノベーション (法人番号:4010401118213) |
CAR-T製品の製造体制・製造キャパシティの増強ならびに3D培養を含む製品開発力の強化および品質向上(DX化を含む)への取り組みを行う。 |
ミナリスアドバンストセラピーズ株式会社 |
再生医療等製品の商用製造実績の強みを活かして、効率性とキャパシティの拡張性を備えた次世代型クリーンルームと集積した知識と経験を循環させる人材育成の仕組みを実装し、製造プロセス改善による製造原価低減およびグローバル展開をサポートすることで再生CDMO事業の産業化促進を目指す。 |
新技術導入促進枠
再生医療等製品のGMP/GCTP※準拠の製造経験はないが、製造に必要な特許等を有し、製造拠点整備等を計画する事業者
採択事業者名 | 概要 |
---|---|
株式会社IDファーマ (法人番号:3050001016475) |
新製造棟の2期工事の開始を計画し、大量培養・自動培養技術の開発と設備の設置により、製造能力を25倍に拡大するとともに製造単価を現在の20%程度に引下げ、海外CDMOに対抗できる国内CDMO拠点になり、日本のバイオ医薬品事業の成長に貢献することを目指す。 |
アイ・ピース株式会社 (法人番号:3011601020440) |
(1)レベルの高いバイオテクノロジーとGMP基準に準拠する高い品質のiPS細胞とiPS由来分化細胞の製造能力 (2)高度なエンジニアリング技術を用いたiPS細胞とiPS由来分化細胞の作成工程の自動化 (3)自動化技術による多ドナー同時量産による自家移植医療の実現 |
アステラス製薬株式会社 (法人番号:5010001034966) |
AI・ロボティクスの活用によるプロセス最適化サービスと、デジタル化された最適化プロセスをデジタルで転送することにより即時製造可能な治験薬製造プラットフォームを提供し、再生医療エコシステムを機能させ、再生CDMOの事業拡大を目指す。 |
クオリプス株式会社 (法人番号:7020001120540) |
多能性幹細胞由来製品の適正品質・適正コスト並びに安定供給を実現するCDMOサービスを世界に先駆け早期に確立し、多能性幹細胞由来製品の開発・製造を国内に呼び込むことで、この領域における日本のプレゼンス向上に貢献する。 |
太陽ファルマテック株式会社 (法人番号:2120901041244) |
遺伝子治療用ウイルスベクターは、製造の高度な専門性や莫大なコストのため、その普及が大きく制限されている。本事業では、最先端の製造技術と卓越した専門知識を有するシンプロジェンおよびユー・メディコ、GMP製造基盤を備える太陽ファルマテックの3社が連携し、Shared Manufacturing Organization(SMO)を構築し課題を解決する。新技術の迅速な社会実装、グローバル市場で競争力のある製造技術の提供を目指す。 |
株式会社ヘリオス (法人番号:3290001055549) |
間葉系間質細胞を用いて、世界初・世界最大他家3次元製造承認品目(40から500リットル)を製造し、AIを用いて他国に依存しない安全保障上万全なサプライチェーンの構築を行い、続くあらゆる他家iPS細胞製品の大規模工業化を可能にするCDMO成長計画。 |
株式会社ポル・メド・テック (法人番号:4020001120007) |
臨床医療用ブタを製造する世界で唯一のCDMOとして、治験用及び初期商用ドナーブタの製造ラインを増強し、日本で治験及び商用販売を計画する委託元に供給する。移植臓器の品質を担保する為に、自動飼育装置や品質管理システムを導入し、米国、韓国、台湾等への技術輸出を目指す。また、将来的な製品・中間体輸出に向け、当社が有する世界最高水準のクローニング(核移植)技術を担う技術者の養成を強化する。 |
事業概要等の詳細はこちらもご参照ください。
お問合せ先
再生CDMO補助金事務局
E-MAIL:jimukyoku@cdmo-hojo.jp
再生CDMO補助金事務局ウェブサイトはこちら
担当
商務・サービスグループ 生物化学産業課長 廣瀨
担当者:小松、西尾、家木
電話:03-3501-1511(内線 3741)
メール:bzl-bio-saisei★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。