「東京GXウィーク」を開催します

2025年9月12日

経済産業省は、9月15日(月曜日)から10月10日(金曜日)にかけて、「東京GXウィーク」を開催します。
地政学リスクの顕在化やAI普及に伴う新たな電力需要等により、エネルギー政策を巡る環境は不確実性を増しています。こうした中、ネットゼロに向けて、各国の事情に応じた多様な道筋の下で、脱炭素・経済成長・エネルギー安全保障を同時に達成するグリーントランスフォーメーション(GX)の重要性は高まっています。
今回の「東京GXウィーク」では、持続可能燃料、水素、カーボンリサイクル、イノベーションの各分野に関して、各国閣僚を含む政府関係者や有識者が議論を行います。経済産業省は、こうした取組を通じて、GXの実現に向けた国際連携をリードしていきます。

1.持続可能燃料閣僚会議

日時
9月15日(月曜日)
場所
ヒルトン大阪
概要
バイオ燃料、水素、アンモニア、合成燃料・合成メタンといった持続可能燃料(次世代燃料)は、航空・船舶・自動車などの運輸部門や家庭・商業・産業部門等、様々な分野における脱炭素化への貢献可能性の観点から重要性を高めています。
今回が初開催の本会議では、カーボンニュートラルの実現に向けた持続可能燃料の生産・利活用の拡大について議論し、グローバルな機運向上に繋げることを目指します。2024年5月の日ブラジル首脳会談において立ち上げた「持続可能な燃料とモビリティのためのイニシアティブ:ISFM(アイスファム)」推進の一環として、また、2025年11月に同国で開催予定のCOP30も見据え、ブラジルと共催します。

2.水素閣僚会議

日時
9月15日(月曜日)
場所
ヒルトン大阪
概要
水素の利活用をグローバルな規模で推進し、関係各国・国際機関が歩調を合わせ一層の連携を図る場として、2018年に日本で初開催され、本年で7回目の開催になります。2024年10月に水素社会推進法が施行されるなど、日本にとって、水素社会実現に向けた取組が加速する節目のタイミングである今回は、世界的な需要喚起に向けて、「需要創出」をキーワードに、各国の水素政策の進捗共有や政策連携・国際協力の可能性を議論します。また、大阪・関西万博と一体的に開催し、水素社会やその実現に向けた日本の技術力を発信します。

3.第7回RD20国際会議(リーダーズ・セッション)

日時
10月3日(金曜日)
場所
ホテル日航つくば
概要
RD20は、G20各国・地域の主要な研究機関によるカーボンニュートラルの実現に向けた研究開発に係る国際連携を促進するためのイニシアティブ(枠組み)です。クリーンエネルギー分野において世界最先端の技術開発を行うG20の研究機関のリーダーが登壇し、脱炭素化のためのイノベーション創出に向けた国際連携や人材育成について議論を行い、国際共同研究の在り方を発信していく予定です。

4.ICEF(Innovation for Cool Earth Forum)

日時
10月8日(水曜日)、9日(木曜日)
場所
ウェスティンホテル東京
概要
世界のカーボンニュートラル達成に必要なイノベーションに焦点を当てる国際会議です。今年は、「グリーントランスフォーメーション(GX)と安全保障へのイノベーション」というメインテーマの下、カーボンニュートラルとエネルギー安全保障に向けた国際連携、気候変動への適応、水素、再生可能エネルギー等について多様な議論を行い、同時に我が国企業等の取組・成果も発信していく予定です。

5.カーボンリサイクル産学官国際会議

日時
10月10日(金曜日)
場所
ヒルトン大阪及びオンライン配信
概要
第7回カーボンリサイクル産学官国際会議では、カーボンニュートラル実現のキーテクノロジーであるカーボンリサイクルについて、各国が将来的な社会実装に向けた技術開発・実証に取り組むことを確認するとともに、各国間の協力関係を強化すべく議論を行います。当日は、会場限定のポスターセッションやネットワーキングもあわせて実施します。

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