「Global Startup EXPO 2025」を開催しました

2025年9月19日

同時発表:近畿経済産業局

経済産業省は、9月17日(水曜日)、18日(木曜日)にディープテック領域を中心としたスタートアップの技術やサービスを世界に発信するスタートアップイベント「Global Startup EXPO 2025」を大阪・関西万博の会場内で開催しました。国内外のトップ投資家、起業家らが来場し、基調講演やブース出展、ピッチなどを行いました。

1.「Global Startup EXPO 2025」について

国内外で大きな成長を実現するスタートアップを創出するためには、海外展開の促進と、海外からの資金・人材の呼び込みなどを通じた、スタートアップ・エコシステム全体のグローバル化が重要です。
スタートアップの中でも、いわゆる「ディープテック・スタートアップ」は、国際社会が多様かつ困難な社会的課題に直面する中、企業の有する革新的な技術が課題解決に繋がり得るものであり、革新的な技術に裏打ちされた新たな企業・産業の創出により、我が国経済の成長を牽引するポテンシャルを秘めています。
特に、関西地域は世界トップクラスの大学や研究機関、高い技術力を持つグローバル企業が集積し、多様な産業基盤とイノベーションを生み出しています。
これらを踏まえ、経済産業省は、近畿経済産業局、JETRO、NEDOと共同で、大阪・関西万博会場のEXPOメッセ「WASSE」において、「Shaping the Future with Startups  - Co-creation to Break Through Global Challenges -」をテーマに、ディープテック・スタートアップの支援と、我が国への海外の資金・人材の呼び込み強化等を主な目的としたグローバルイベント「Global Startup EXPO 2025」を、9月17日(水曜日)、18日(木曜日)に開催しました。

2.開催概要

本イベントでは、2日間合計で37のセッションが企画され、Alumni Ventures(米国)のMichel Collins氏(CEO)や、NEA(米国)のAndrew Schoen氏(Partner)のほか、Jolt Capital(フランス)のJean Schmitt氏(CEO)、SVG Ventures(米国)のJohn Hartnett氏(CEO)らが相次いで登壇し、日本のエコシステムへの期待や、今後の日本への投資の意向などを相次いで表明しました。
また、国内外から145社のスタートアップがブースを出展し、118社がピッチを行うなど、今後の事業の成長に必要なネットワーキングにも大きく貢献したほか、会場周辺では、官民の団体が企画した42のサイドイベントが実施され、盛り上がりを見せました。
加えて、17日には、石破内閣総理大臣が挨拶し、スタートアップによる産業変革や地方創生への期待等を述べました。
18日には、加藤経済産業大臣政務官が、日本経済団体連合会の南場スタートアップ委員長、経済同友会の辻副代表幹事らとともに登壇し、日本のスタートアップの成長に必要な支援策などについて議論した他、吉村大阪府知事や赤澤スタートアップ担当大臣が閉会の挨拶を行いました。

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出典:首相官邸ホームページ外部リンク

3.経済産業省、JETRO、Berkeley SkyDeckとの共同声明について

17日には、大串経済産業副大臣、JETRO石黒理事長及びBerkeley SkyDeck(米国) のCaroline Winnett氏(Executive Director)の3者にて、日米の間に、ディープテック領域における大学等の研究成果や次世代技術の社会実装を加速させ、スタートアップの成長を促進させる、長期的かつ国境を越えたイノベーション回廊を構築することを目的とした共同声明に署名し、会場内にてそれを記念したセレモニーを開催しました。

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担当

イノベーション・環境局
イノベーション創出新事業推進課長 石川
スタートアップ推進室長 富原
担当者:澤田、森元、川島、高柳
電話:03-3501-1511(内線 2661~3)
メール:bzl-global-startup-expo★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。