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G20デジタル経済大臣会合及びAIタスクフォース大臣会合が開催されました

2025年10月3日

同時発表:総務省・デジタル庁

9月29日(月曜日)から9月30日(火曜日)まで、南アフリカ共和国・ケープタウンにおいてG20デジタル経済大臣会合及びAIタスクフォース大臣会合が開催され、経済産業省からは渋谷大臣官房審議官(IT戦略担当)が出席しました。同会合では、G20構成国・地域のほか、招待国及び国際機関が参加し、デジタル及びAI分野に係る政策の諸課題等について議論を行い、成果文書として議長声明が発出されました。

1.開催結果概要

G20におけるデジタル経済分野の大臣会合は、デジタル化が経済・社会に広範かつ大きなインパクトをもたらし、多岐に亘る新たな政策課題が認識されつつある中、デジタル経済分野に関する政策議論を進めるために2017年に発足しました。
南アフリカで開催された本年の会合では、議長国の設定した4つのテーマ(「包括的なデジタル開発のためのコネクティビティ」、「デジタル公共インフラ(DPI)の変革」、「中小企業(MSMEs)のポテンシャルを引き出すデジタルイノベーションエコシステム」、「公平、包括的で公正なAI」)について議論が行われました。
渋谷審議官からは、中小企業のポテンシャルを引き出すデジタルイノベーションエコシステムに関する議論において、日本国内において中小・小規模事業者が企業数の99%以上、雇用の70%以上を占めており、彼らのデジタル化は経済成長の鍵であるとの認識を示しました。

そのうえで、DXに必要なデジタルスキルの標準の策定・公表、ならびにDXのモデルケースとなる優良事例の選定・表彰など、具体的な取組を紹介しました。

さらに、これからのイノベーションをけん引するAIスタートアップへの支援について、政府主導の大規模な計算資源の提供や、国内外のAI開発者の交流を促進する取組等についても紹介し、デジタルイノベーションエコシステムの実現に向けて、引き続き日本としても貢献していきたい旨を示しました。

2.G20デジタル・イノベーション・アライアンス

また、G20デジタル経済大臣会合のサイドイベントとして、G20デジタル・イノベーション・アライアンス(G20 Digital Innovation Alliance)を南アフリカ通信・デジタル技術省が主催し、G20加盟国等から6つの分野(デジタルプラットフォームとAIツール、フィンテック、セキュアなデジタルインフラ、循環経済、接続性のためのイノベーション、開発のためのイノベーション(アグリテック、ヘルステック、エドテック等))を代表するスタートアップ約50社が参加しました。そのうち、日本からは、デジタルプラットフォームとAIツール部門にSyntheticGestalt株式会社、フィンテック部門にDegas株式会社、接続性のためのイノベーション部門に株式会社Dots for、開発のためのイノベーション部門に株式会社Connect Afyaの合計4社が参加しました。

イベントでは、全参加企業によるピッチコンペティションが行われ、フィンテック部門でDegas株式会社が2位、デジタルプラットフォームとAIツール部門でSyntheticGestalt株式会社が3位を受賞しました。

3.南アフリカのソリー・マラツィ通信・デジタル技術大臣との会談

本会合の機会を捉え、渋谷審議官は、総務省・デジタル庁と連携の上、南アフリカのマラツィ通信・デジタル技術大臣と会談を実施し、相手方と共有する政策上の課題等について対話を深めました。

関連資料

担当

商務情報政策局 国際室長 猪飼
担当者:坂本、宮川、青山
電話:03-3501-1511(内線 3991)
メール:bzl-ci_internationalaffairs★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。