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「GENIAC-PRIZE」安全性領域トライアル審査の受賞者を決定しました
2025年10月9日
同時発表:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、NEDO懸賞金活用型プログラム「GENIAC-PRIZE」における「生成AIの安全性確保に向けたリスク探索及びリスク低減技術の開発」(以下「本事業」という。)においてトライアル審査を行い、本日、67件の応募の中から8件の受賞者を決定しました。
1.本事業について
2025年5月に募集を開始した「GENIAC-PRIZE」は、生成AIサービスの利活用促進を目的としており、社会課題、官公庁、安全性の3領域で構成されています。
安全性領域に該当する本事業は、社会全体として生成AIにより生じ得るリスクを認識するとともに、リスクを低減する技術開発を促進することで、わが国における生成AIの受容性を高め、生成AIの利活用・社会実装を後押しすることを目的としています。
本事業では、生成AIの安全性に関わるリスクを特定すると同時に、当該リスク低減を目的とする技術開発を広く募集します。
2.トライアル審査について
プロダクトを開発する本審査に先行してプロトタイプの開発を競うトライアル審査では、懸賞広告との合致性、特定したリスクの評価、対策技術(プロトタイプ)の評価、新規性の評価、公共性の評価から審査を行いました。トライアル審査の受賞者は、続く本審査への応募が原則必須となります。
3. トライアル審査の受賞者および懸賞金額
【トライアル審査の受賞者】受賞者名 | 受賞内容 |
---|---|
AquaAge株式会社 | マルチターン型ジェイルブレイクに対抗するハニーポット型防御LLMの構築 |
IPconnect株式会社 | 生成AIによる著作権リスクを可視化・制御・記録する予防型多層評価システムの開発 |
NTTドコモビジネス株式会社 | テキスト入出力における包括的リスク対策ガードレール技術「chakoshi」の開発 |
NTT西日本株式会社 | 生成AIにおけるデータの真正性・正当性を保証する保護基盤の構築 |
学校法人帝京大学 | 熟慮停止・依存リスクに対応する多視点型対話AIによる思考促進支援 |
株式会社ChillStack | AIエージェント経由のRCE(リモートコード実行)リスクに対応する動的検知基盤の構築 |
株式会社RAYVEN | MCPサーバーの安全性強化とAI権限制御による統合リスク対策 |
国立大学法人筑波大学 | 医療インシデントレポートにおけるハルシネーション防止と因果関係誤認対策技術の開発 |
懸賞金額
各500万円
4. 本審査について
2026年1月より、同年3月24日(火曜日)開催予定の表彰式に向けた本審査が実施されます。
なお、本審査の対象は今回のトライアル審査の受賞者に限らず、2025年12月下旬まで広く応募者を募集します。
本事業の詳細やスケジュール、応募方法、応募様式などの情報については、関連リンクよりご確認ください(情報は随時更新されます)。
関連リンク
担当
商務情報政策局 情報産業課
AI産業戦略室長 渡辺
担当:近藤、能登、古賀
電話:03-3501-1511(内線 3981)
メール:bzl-softsitu-jimu★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
AI・ロボット部 AI懸賞金チーム
メール:aicontest★nedo.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。