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松尾経済産業審議官がSTSフォーラムに参加しました
2025年10月9日
松尾経済産業審議官は10月5日(日曜日)、京都で開催されたSTSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)第22回年次総会に出席しました。セッションでのスピーチのほか、STSフォーラム出席者との会談等を行いました。
1.STSフォーラムでのスピーチ
脱炭素化に向けた多様な課題に対応するために必要な取組等について議論する「Path to Sustainability toward a Zero Carbon Society」のセッションにおいて、松尾経済産業審議官より、カーボンニュートラル実現に向け、化石エネルギーからクリーンエネルギーを中心としたグリーントランスフォーメーション(GX)への転換及びデジタルトランスフォーメーション(DX)による変革がもたらす影響とそれらの相乗効果を意識した対応が必要であることについて発信しました。また、そうした課題に対する解決策として、GXに関する日本の取組について発信しました。
2.STSフォーラム出席者との会談
(1)国際商工会議所のフィリップ・ヴァラン会長との会談
松尾経済産業審議官は、フランス共和国に本部を置き、世界130か国以上の国内委員会等及び3,000以上の商工会議所が活動に関与する国際商工会議所(ICC)のヴァラン会長と意見交換を行いました。ヴァラン会長からは、多国間貿易のルールや紛争メカニズムに求められる透明性、グローバルなビジネスから見た課題や望ましい手法について発言がありました。また、デジタル化を踏まえた対応の重要性について、意見交換を行いました。(2)欧州委員会のエカテリーナ・ザハリエヴァ委員(起業・研究・イノベーション担当)との会談
松尾経済産業審議官は、7月に執り行われた第30回日・EU定期首脳会合において立ち上げることとなった、「日EU競争アライアンス」に含まれる研究開発・イノベーション協力及び量子技術等をはじめとする新興技術分野の更なる協力について改めて確認するとともに、双方の関係機関間で実施されるスタートアップ連携イベント及びザハリエヴァ委員の当該イベントへの参加を歓迎しました。ザハリエヴァ委員からは、ハイレベルで、ホライズン・ヨーロッパを含む科学技術協力を進めていくことを強調するとともに、量子分野について、今後の連携可能性を模索し、協力を促進していく旨の発言がありました。3.高圧ガス保安協会・欧州委員会共同研究センター協力覚書署名式の立ち会い
松尾経済産業審議官及び欧州委員会のザハリエヴァ委員(起業・研究・イノベーション担当)の立会いの下、日EUの水素の安全と振興に関する協力を強化するため、高圧ガス保安協会(KHK)と欧州委員会共同研究センター(JRC)が協力覚書を締結しました。この協力覚書に基づき、KHKとJRCは、次の内容について協力していきます。
- 水素等(アンモニアなどの派生物、CCS用の二酸化炭素を含む)の社会実装に関連する事故の情報共有
- 水素の安全や振興に関する研究開発プロジェクトの成果に関する情報交換
- 事故や研究開発成果の情報共有に基づく新たな知見の獲得
- 協力覚書に基づく両者間の情報共有のための会議の開催
関連リンク
担当
1.及び2.について
イノベーション・環境局 総務課 国際室 室長 渡部
担当者:石塚
電話:03-3501-1511(内線 3357~8)
メール:bzl-s-sangi-kokusai★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。3.について
大臣官房 産業保安・安全グループ
産業保安企画室 水素保安統括 牟田
担当者:森
電話:03-3501-1511(内線 4941~3)
メール:exl-s-hoan-kikaku★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。