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第7回カーボンリサイクル産学官国際会議2025を開催しました
2025年10月10日
経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、10月10日(金曜日)、第7回カーボンリサイクル産学官国際会議2025を開催しました。
会議においては、カーボンリサイクルの社会実装に向けて、国際連携の在り方、技術開発の課題や今後の展望、市場形成に向けたビジネスモデルについて議論が行われました。
また、本会議に併せて、専門家と大学生との交流会の開催やポスター展示による産学官でのCCU/カーボンリサイクルの技術・取組紹介を行いました。
1.概要
カーボンリサイクル産学官国際会議は、カーボンニュートラル実現のキーテクノロジーであるカーボンリサイクルに関して、各国が将来的な社会実装に向けた技術開発・実証に取り組むことを確認するとともに、各国間の協力関係を強化することを目的とした国際会議です。
7回目の開催となる本会議では、(1)社会全体での排出抑制につながるカーボンリサイクル分野での国際連携、(2)2030年に向けたカーボンリサイクル技術の方向性、(3)カーボンリサイクル市場の形成に向けたビジネスモデルをテーマにパネルディスカッションが行われました。
会議では、コストの低減や環境価値の見える化等による市場の創出のため、カーボンリサイクル技術の技術開発を促進するとともに、その環境価値を適正に評価する制度の整備や、国家間での技術、資金、知見等の共有・連携の重要性が確認されました。さらに、コスト低減の具体策として、製造規模の拡大や、原料となるCO₂の調達コストの低減、サプライチェーン全体を通じた効率化が重要であり、初期投資・運用コストの削減を図ることで、持続的なビジネスモデルを構築することが、カーボンリサイクルの社会実装のためには重要であるといった議論がされました。
また、本会議のサイドイベントとして、次世代のカーボンリサイクルを担う人材育成に貢献するため、日本の大学生と海外の有識者との交流会を行ったほか、我が国の産学官でのカーボンリサイクルの取組を紹介するパネル展示も開催し、日本のCCU/カーボンリサイクルの技術や取組みを世界に発信しました。
引き続き、カーボンニュートラル実現に欠かせないカーボンリサイクルの社会実装に向けて、国際的な協力強化の取組を加速していきます。
2.主な出席者
- 経済産業省資源エネルギー庁 木原晋一 資源エネルギー政策統括調整官
- 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 斎藤保 理事長
- キング・アブダラ石油研究&調査センター ナセル・オデ 気候変動・持続可能性主席フェロー
- 東アジア・アセアン経済研究センター ヌキ・アギャ・ウタマ アジアゼロエミッションセンター長・エネルギー政策局長
- 国際エネルギー機関 ティムール・ギュル 最高エネルギー技術責任者(ビデオメッセージ)
- 一般社団法人カーボンリサイクルファンド 満岡次郎 会長(ビデオメッセージ) 等
関連資料
関連リンク
担当
資源エネルギー庁 資源・燃料部 国際資源戦略室長 長谷川
担当者:三浦、田渕、下村
電話:03-3501-1511(内線 4681)
メール:bzl-div.CM★meti.go.jp
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