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赤澤経済産業大臣が韓国・慶州に出張しました

2025年11月1日

赤澤経済産業大臣は、大韓民国・慶州に出張し、10月30日(木曜日)に開催されたAPEC閣僚会議に出席しました。議長エコノミーである韓国がテーマとして掲げた「持続可能な未来の構築」に基づき、アジア太平洋地域の貿易投資の活性化や持続可能な成長の実現について議論を行いました。また、各エコノミーの代表と会合の成功に向けた協力や、二国間経済関係について意見交換を行いました。

1.APEC閣僚会議

今年のAPEC議長エコノミーである韓国のチョ・ヒョン外交部長官とヨ・ハング通商交渉本部長が議長を務めるAPEC閣僚会議が韓国・慶州で開催されました。経済産業省からは赤澤大臣が参加しました(外務省からは、茂木外務大臣が参加)。
会議では、AI等の新興技術の急速な発展や人口構造の変化等の地域の課題に対応に向けた協力、また、グローバルな貿易秩序の変化やサプライチェーンの断片化が進む中でのWTOやAPECの果たすべき役割、といった議題に基づき、精力的な議論を行いました。
赤澤大臣の主な発言の要旨は以下のとおりです。

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2.APEC閣僚会議での二国間会談等

各エコノミーの代表と、APEC閣僚会議の成功に向けた協力や二国間経済関係について意見交換を行いました。

(1)韓国 金正官(キム・ジョングァン)産業通商部 長官との会談

会談では、赤澤大臣から、韓国のAPEC議長としてのリーダーシップに感謝を表明しました。サプライチェーン強靱化に向けた協力の重要性や、昨今の重要鉱物を巡る輸出管理措置がサプライチェーンに与える影響を含め不確実性の高まる国際情勢におけるWTOの機能強化等の通商分野での協力に関する議論を行うとともに、引き続き、両国で緊密に連携していくことで一致しました。

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(2)中国 王文涛(おう・ぶんとう)商務部長との会談

赤澤大臣から、中国国内における邦人の安全確保や民間ビジネスの予見可能性の確保を改めて要請するとともに、日本産水産物について残された10都県産の輸入規制の早期撤廃などを強く求めました。 
また、赤澤大臣から、中国によるレアアースを含む輸出管理措置に強い懸念を表明し、適切な対応を取るよう強く要請しました。両大臣は、日中輸出管理対話を始め、当局間の意思疎通を一層緊密にしていくことを確認しました。
両大臣は、これまでの経済産業省と商務部の対話・交流を評価し、11月に東京で開催する「第3回サービス貿易政策対話」や、「日中省エネルギー・環境総合フォーラム」の早期開催など、今後も様々な機会を活用して、緊密に意思疎通を重ねていくことで一致しました。

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(3)メキシコ マルセロ・エブラル経済大臣との会談

両大臣は、日墨両国が日メキシコ経済連携協定やCPTPPを活用しながら二国間の貿易投資を着実に増加させ、互恵的な経済関係を構築してきたことに触れつつ、DX・GXといった新たな分野における更なるビジネス機会創出への期待を示しました。
両大臣は、二国間経済関係を更に強化することや、WTOやCPTPPを始めとする国際場裡における連携の重要性などについて認識を共有しました。

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(4)WTO ゴズィ・オコンジョ=イウェアラ事務局長との立ち話

赤澤大臣から、WTO改革を継続的に支持する旨を伝え、2026年3月に予定されるWTO第14回閣僚会議も視野に、ルールベースの貿易秩序の強化に向けて協力して取り組むことに一致しました。
 

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関連資料

後日掲載します。

関連リンク

担当

通商政策局 アジア太平洋地域協力推進室長 宮崎
担当者:北角
電話:03-3501-1511(内線 3061~5)
メール:bzl-apec-meti★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。