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令和7年度「PSアワード」受賞企業及び「+あんしん」受賞製品を決定しました
「+あんしん」は初めての受賞製品が決定
2025年11月27日
経済産業省は、民間企業の製品安全に対する積極的な取組を促進し、社会全体として製品安全の価値を定着させるため、「製品安全対策優良企業表彰」(以下「PSアワード」という。)を実施しています。この度、令和7年度受賞企業7社を決定しました。
また、本年度から新たに製品安全対策優良企業表彰 製品部門(以下「+あんしん」という。)を設け、令和7年度受賞製品6製品を決定しました。
1.令和7年度製品安全対策優良企業表彰
(1)PSアワードの概要
本表彰は、企業による製品安全の優れた取組を讃えることで、事業活動や消費生活において製品安全が重要な価値として定着し、社会全体で製品の安全が守られることを目的として、平成19年度から実施しています。今年度で19回目を迎え、以下の観点から有識者等による審査を行い、受賞企業を決定しました。
審査基準(4つの視点)
- 安全な製品を製造・輸入(仕入・販売)するための取組
- 製品を安全に使用してもらうための取組
- 出荷後に安全上の問題が判明した際の取組
- 製品安全文化構築への取組
(2)令和7年度受賞企業
【経済産業大臣賞】2社
| 製造事業者・輸入事業者部門 | 小売販売事業者部門 | |
|---|---|---|
| 大企業 | (該当企業なし) | (該当企業なし) |
| 中小企業 | 株式会社いうら | 株式会社カイノ電器 |
【技術総括・保安審議官賞】1社
| 製造事業者・輸入事業者部門 | 小売販売事業者部門 | |
|---|---|---|
| 大企業 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | (該当企業なし) |
| 中小企業 | (該当企業なし) | (該当企業なし) |
【審査委員会賞(優良賞)】3社
| 製造事業者・輸入事業者部門 | 小売販売事業者部門 | |
|---|---|---|
| 大企業 | 象印マホービン株式会社 株式会社ノーリツ |
株式会社大創産業 |
| 中小企業 | (該当企業なし) | (該当企業なし) |
【審査委員会賞(特別賞)】1社
企業総合部門
- ヤマト運輸株式会社
(3)受賞企業の概要
関連資料の10ページまでを御参照ください。
(4)第19回 製品安全対策優良企業表彰 表彰式
受賞企業表彰式及び受賞企業によるスピーチを行います。
- 日時
- 令和7年12月1日(月曜日)13時から15時
- 場所
- KKRホテル東京 孔雀の間(東京都千代田区大手町1丁目4-1)
- プログラム
-
(1)開会挨拶
(2)第19回 製品安全対策優良企業表彰 表彰式
(3)受賞企業によるスピーチ(7社)
(4)閉会挨拶
プレス申込み方法
下記「担当」欄のお問い合わせ先へ御連絡ください。
動画掲載先:METI channel
2.同表彰「製品部門」(誤使用・不注意による製品事故リスクを低減した製品の表彰・表示制度(+あんしん))の新設
(1)制度を新たに設けた背景・趣旨
近年、重大製品事故(死亡・重傷事故、一酸化炭素中毒、火災など)の発生件数は、年間1,000件超で推移し、約3割が消費者による誤使用※や不注意によるものです。特に、若年層や高齢者層(60歳以上)では6割超と高い割合を占めます。
これらの課題に対応するため、製品側での事故リスク低減が期待されるところ、開発コストが価格に転嫁されるため、一般的に市場での訴求は難しい状況です。そのため、本制度では、特定の誤使用・不注意の防止対策が講じられた製品について、そのリスク低減状況を評価し、効果が認められた製品に分かりやすい表示を付与します。
これにより、事業者と消費者のリスクコミュニケーションを促進し、安全な製品選択を支援する環境整備、市場で安全性を差別化要素とすることで、事故減少を期待します。
(2)制度の概要
対象製品は、以下の要件を全て満たすものとします。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が運営する「リスクアセスメント結果妥当性評価委員会(RA委員会)」の評価結果や「第三者試験機関」における実機試験等の結果を踏まえつつ、有識者による審議を行い、受賞製品を決定しました。
- 製品全体として基本的安全性が担保されていること
- 特定の誤使用・不注意による製品事故リスクの低減状況が明確であること(リスクアセスメントの妥当性やリスク低減方策の実装状況及び効果を確認)
- 当該リスク低減方策の意義を説明(訴求)していること
- 当該リスク低減方策の効果等に関する説明文言が妥当なこと
ロゴマーク(受賞製品に付されるマーク)(イメージ)
表示様式 縦向き
簡易形式
(3)受賞製品及び評価された主なリスク低減方策
【受賞製品】6製品
| 1 | USBケーブル (エレコム株式会社) |
コネクターの温度ブレーカーで、発熱を検知した際に通電を遮断し、発熱のリスクを低減 |
|---|---|---|
| 2 | 蒸気レス電気ケトル (タイガー魔法瓶株式会社) |
ふた内部に蒸気を水に変換する冷却通路を設け、外部に蒸気を排出せずやけどのリスクを低減 |
| 3 | 遮断機式手すり (マツ六株式会社) |
手すりが自重で落下することを防ぐ衝動ストップ機能(スイベルヒンジ)で、うっかり手を離した場合に怪我を負うリスクを低減 |
| 4 | グリル付きビルトインこんろ (リンナイ株式会社) |
大型ごとく化、周辺部品の黒色化、音声お知らせ機能で着衣着火のリスクを低減 |
| 5 | ビルトインコンロ (株式会社パロマ) |
バーナーの後方設置、着衣やモノの侵入を検知するエリアセンサーで着衣着火のリスクを低減 |
| 6 | IHクッキングヒーター (日立グローバルライフソリューションズ株式会社) |
2層の遮熱層と冷却層を設けた3層構造とし、遮熱層でグリル庫内の熱を遮断しながら、冷却層に空気の流れをつくり、自然対流で暖められた空気を排出することで、表面の温度上昇を抑制する「温度低減ドア」でやけどのリスクを低減 |
(4)受賞製品の概要
関連資料の11ページ以降を御参照ください。
(5)第1回+あんしん制度表彰式について
詳細は決定次第追ってお知らせいたします。
- 日時
- 令和8年1月30日(金曜日)開催予定
- 場所
- KKRホテル東京 孔雀の間(東京都千代田区大手町1丁目4-1)
関連資料
関連リンク
担当
産業保安・安全グループ 製品安全課長 森本
担当者:小川、川本、吉田
電話:03-3501-1511(内線 4301)
メール:bzl-ps-event★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。