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小森経済産業大臣政務官がフランス共和国に出張しました

2026年6月2日

小森経済産業大臣政務官は、5月28日(木曜日)から31日(日曜日)にかけて、フランス共和国のパリに出張し、G7デジタル・技術大臣会合等に出席しました。会合では、AIのオープン性や中小企業支援を含む経済成長のためのAI導入の促進、デジタル分野の強靭性と資源効率の確保等について議論を行い、閣僚宣言を採択したほか、会合に参加した各国閣僚等と会談を行いました。 また、本年4月10日(金曜日)に農林水産省と連携して発足した「日本の食輸出1万者支援プログラム」を推進し、日本の農林水産物・食品の輸出拡大に向けた取組を加速させるため、現地関係者との意見交換や現場視察等を行いました。

1.G7デジタル・技術大臣会合

5月29日(金曜日)、今年のG7議長国であるフランスのパリにおいてG7デジタル・技術大臣会合が開催され、小森大臣政務官、堀内総務副大臣及び冨安デジタル審議官が参加しました。
会合では、(1)安全なAIの推進、(2)経済成長のためのAI導入の促進、(3)デジタル分野の強靭性と資源効率の確保、(4)青少年のためのより安全・安心なオンラインデジタル空間の構築等について、G7参加国の間で活発な議論が交わされました。

小森大臣政務官からは、AI開発者による新たなモデル・サービスの開発及び産業への導入を加速し、技術を経済成長の原動力とする観点から、AIモデルの「オープン化」の重要性を強調しました。また、中小企業のAX(AIトランスフォーメーション)が日本の経済全体の成長に不可欠であり、今年から新たにAI導入を含む生産性向上に関する伴走支援体制を強化したことを発信しました。
さらに、AIの利活用拡大に伴うデータセンターの電力消費量の急速な増加が見込まれる中で、そのエネルギー効率及び資源効率向上等の観点からは、データセンターを脱炭素電源や電力インフラの観点で適した地域へ誘導し、通信インフラも整合的に整備する「ワット・ビット連携」や、この4月に強化されたデータセンターのエネルギー効率改善に関する規制について発信しました。また、資源循環経済の推進や、サプライチェーンの強化等の観点から、日本は、データを企業間で共有・活用する取組である「ウラノス・エコシステム」を推進していることを発信しました。

会合の成果として、G7デジタル・技術閣僚宣言等が発出されました。閣僚宣言の主な内容は以下のとおりです。

(1)安全なAIの推進

重要分野におけるAIの急速な発展と大規模な展開に伴い、例えば設計上の欠陥やサイバーセキュリティの脆弱性、悪意ある利用リスクが存在することを認識している。人間中心の安全で責任あるAIの開発・運用を促進し、広範なリスク評価や透明性の向上、国際的な協調体制(広島AIプロセス等)を強化することで、信頼性の高いAIの普及を目指す。

(2)経済成長のためのAI導入の促進

AIの「オープン」の明確化により、オープンソース技術の活用促進を図る。また、AIの経済成長促進効果を最大化するため、特に中小企業のAI活用を支援する。OECDと共同で、中小企業が自社の知識、デジタル化及びAI導入準備度を理解・評価するツールを開発した。

(3)デジタル分野の強靭性と資源効率の確保

デジタル技術とAIの拡大に伴うエネルギー・資源消費の増加に対応し、持続可能なエネルギー供給や資源管理、送電網の近代化が果たす重要な役割を強調する。議長国フランス主導の国際的な実践例の共有や政策提言を通じて、デジタル・AI分野の強靭性と効率性を高める。

(4)青少年のためのより安全・安心なオンラインデジタル空間の構築

青少年が安全・安心にデジタル環境を利用できるよう、G7共通原則を支持する。これは、違法コンテンツやネットいじめ等の多様なリスクから青少年を保護するための継続的な対応等に関する共通の目標を導くものである。青少年が利用するデジタルサービスに関する科学的知見・評価を強化するための科学的イニシアティブの構築に向けた議論を議長国フランスが主導する。

関連資料

2.G7デジタル・技術大臣会合での二国間会談 

各国閣僚等と、二国間の協力やAI産業振興、半導体技術等について意見交換を行いました。

(1)フランスのル・エナンフ人工知能・デジタル担当大臣との意見交換

小森大臣政務官は、堀内総務副大臣及び冨安デジタル審議官とともに、アンヌ・ル・エナンフ人工知能・デジタル担当大臣と、AI政策等について議論を行い、日仏の緊密な協力が進められていることを確認しました。

(2)イタリア共和国のウルソ企業・メイドインイタリー大臣との意見交換

小森大臣政務官は、堀内総務副大臣とともに、アドルフォ・ウルソ企業・メイドインイタリー大臣と、互いのAI政策等について意見交換し、今後の協力関係について議論を行いました。

(3)英国のケンドール科学・イノベーション・技術大臣との意見交換

小森大臣政務官は、堀内総務副大臣とともに、リズ・ケンドール科学・イノベーション・技術大臣と、AIやイノベーション、半導体分野について議論を行い、日英デジタルパートナーシップを通じたデジタル分野における両国の協力体制を確認しました。

(4)米国のクラツィオス大統領府科学技術政策局長との意見交換

小森大臣政務官は、マイケル・クラツィオス大統領府科学技術政策局長と、高性能AIに関連するサイバーセキュリティや日米間の様々な協力について、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

(5)経済協力開発機構(OECD)の正木事務次長との意見交換

小森大臣政務官は、堀内総務副大臣とともに、経済協力開発機構(OECD)の正木事務次長と、OECDにおけるAI分野の取組、日本政府のプレゼンス及び今後への期待等について意見交換を行いました。

3.日本の食関連の現地事業者等との意見交換

「日本の食輸出1万者支援プログラム」を推進するため、農林水産物・食品の輸出の実態や課題を把握すべく、パリで輸入や販売に携わる事業者等との意見交換を実施しました。

(1)日系企業の現地代表や駐在員

商社や食品メーカー等の現地代表や駐在員との間で、現地における日本産食品のニーズや販売動向、日本からの輸出拡大に向けた課題等について、意見交換を行いました。​​​​

(2)日本産食品の輸入、日本食文化の普及に取り組む現地事業者等

政府の食輸出拡大支援の関係者や現地の食分野に精通した専門家等との間で、日本の食輸出・販路拡大支援の現状や課題、成功事例等について、意見交換を行いました。

(3)Umami Matcha Café

日本産食品の輸入・欧州全域への流通を行う事業者が運営するUmami Matcha Caféを訪問し、店舗を視察するとともに、日本産食品へのニーズや販売動向、更なる輸入・販売拡大に向けた課題等について意見交換を行いました。

(4)おむすび権兵衛

日本のお米を用いたおむすびを販売している「おむすび権兵衛Paris République店」を訪問し、店内を視察するとともに、フランス市場でのおむすびの普及や今後の事業拡大に向けた課題等について意見交換を行いました。

4.日本産食品関連の現地視察

日本産食品を取り扱っている現地の小売店等を視察しました。

担当