第３次産業活動指数

サービス産業の動きから見る日本の景気

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結果の概要【プレス情報 2022年2月分】

（2022年4月20日発表）

最新の指数の解説

2022年2月のサービス産業活動は、対個人サービスが０.７％の低下、対事業所サービスが０.３％の低下となり、サービス産業全体では、前月比マイナス１.３％と、３か月連続の低下。２月時点の基調判断は、「足踏みがみられる」に引き下げ。

2015年＝100

	季節調整済指数		原指数
	指数	前月比(%)	指数	前年同月比(%)
第３次産業活動指数	96.8	-1.3	91.7	0.7
広義対個人サービス	95.1	-0.7	88.7	0.6
広義対事業所サービス	99.9	-0.3	94.5	0.7

業種別動向

内訳の大分類業種では、11業種中、生活娯楽関連サービスなど７業種が低下、情報通信業など３業種が上昇、医療,福祉が横ばい。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
低下方向に影響した業種
生活娯楽関連サービス	まん延防止等重点措置の事業制約・自粛強化が継続するなか、同措置の対象地域及び延べ対象日数増加の影響などもあり、「飲食店，飲食サービス業」、娯楽業、洗濯・理容・美容・浴場業など、幅広い分野が低下。
卸売業	製造業の生産活動伸び悩みや低調な個人消費などから低下、１５業種中１４業種が低下するなど、全般的に低調。
小売業	消費者マインドの低下、外出機会の減少や気温低下を背景に、その他の小売業（別掲を除く住関連）の医薬品・化粧品小売業が先月の反動減もあり低下、織物・衣服・身の回り品小売業が季節商品の不調もあり低下、飲食料品小売業が低調な飲料販売や価格上昇による量的伸び悩みもあり低下。
運輸業,郵便業	貨物運送業が卸売業や小売業の不調などから物流量が減少したことにより陸・海・空すべての貨物運送事業が低調。
上昇方向に影響した業種
情報通信業	ＤＸや５Ｇなど需要の高まりや堅調な消費者需要などを背景に上昇基調にある情報サービス業が、企業向けソフトウェアでは民需、官公需とも順調だったこと、ゲームソフトではヒット商品が続伸したことなどから上昇。
金融業,保険業	保険業の損害保険業が上昇。

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜低下業種＞
生活娯楽関連サービス	-6.2 ( -0.53 )	3.1
飲食店,飲食サービス業 娯楽業 洗濯･理容･美容･浴場業
卸売業	-2.8 ( -0.36 )	-3.0
その他卸売業（機械器具を除く住関連卸売業） 飲食料品卸売業
小売業	-1.6 ( -0.18 )	-4.6
その他の小売業（別掲を除く住関連） 織物･衣服･身の回り品小売業 飲食料品小売業
運輸業,郵便業	-1.8 ( -0.17 )	3.9
貨物運送業
不動産業	-1.6 ( -0.13 )	-2.8
不動産代理業･仲介業
事業者向け関連サービス	-0.8 ( -0.07 )	0.6
職業紹介･労働者派遣業
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	-1.2 ( -0.03 )	-1.7
レンタル業
＜上昇業種＞
情報通信業	0.7 ( 0.07 )	0.8
情報サービス業
金融業,保険業	0.6 ( 0.06 )	5.2
損害保険業
電気･ガス･熱供給･水道業	0.7 ( 0.03 )	7.3
電気業
＜横ばいの業種＞
医療,福祉	0.0 ( 0.00 )	2.8

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

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第３次産業活動指数（概要冊子）

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