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第3次産業活動指数
サービス産業の動きから見る日本の景気
結果の概要【プレス情報 2023年8月分】
(2023年10月17日発表)
第3次産業活動は、持ち直している。
- 2023年8月の第3次産業活動指数は、101.8、前月比0.1%の低下となった。
- 広義対個人サービスは同0.5%の上昇、広義対事業所サービスは同0.7%の低下となった。
- 総じてみれば、第3次産業活動は、持ち直している(基調判断を据え置き)。
最新の指数の解説
2023年8月のサービス産業活動は、「運輸業,郵便業」等が低下したことなどから、前月比マイナス0.1%と、2か月ぶりの低下。8月時点の基調判断は、「持ち直している」に据え置き。
季節調整済指数 | 原指数 | |||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
第3次産業活動指数 | 101.8 | -0.1 | 99.8 | 1.9 |
広義対個人サービス | 101.5 | 0.5 | 101.3 | 2.4 |
広義対事業所サービス | 102.1 | -0.7 | 98.5 | 1.7 |
業種別動向
内訳の大分類業種では、11業種中、運輸業,郵便業など5業種が低下、生活娯楽関連サービスなど5業種が上昇、小売業が横ばい。
- 表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
-
業種名 主な要因 低下方向に影響した業種 運輸業,郵便業 道路貨物運送業、運輸に附帯するサービス業は、前月上昇の反動により低下。 不動産業 建物売買業,土地売買業は、発売戸数及び契約率が減少したマンション分譲(首都圏)や新築戸建住宅売買業が低下。 金融業,保険業 全銀システム取扱高は、高水準にあるものの決済件数が伸び悩んだことから低下。保険業は生命保険業が低下。 上昇方向に影響した業種 生活娯楽関連サービス 5類移行後初めての夏季休暇期間となり、多くのイベントも開催されるなど外出機会が多かったことから、飲食店,飲食サービス業、洗濯・理容・美容・浴場業など多くの分野で上昇。 事業者向け関連サービス 職業紹介・労働者派遣業は、人手不足を反映した求人の増加により上昇。
広告業は、インターネット広告などをはじめ幅広い分野で上昇。電気・ガス・熱供給・水道業 電気業は、全国的に気温が高めに推移したことによる冷房需要の増加などから上昇。 - 表2.大分類業種の前月比と寄与度
-
単位:% 業種名 前月比
(寄与度)前年同月比 寄与した主な内訳業種 <低下業種> 運輸業,郵便業 -4.9
( -0.49 )3.6 道路貨物運送業
運輸に附帯するサービス業不動産業 -1.5
( -0.12 )0.0 建物売買業,土地売買業 金融業,保険業 -0.7
( -0.07 )0.9 保険業 情報通信業 -0.2
( -0.02 )1.3 通信業 物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -0.3
( -0.01 )-1.5 リース業 <上昇業種> 生活娯楽関連サービス 4.3
( 0.43 )10.5 飲食店,飲食サービス業
洗濯・理容・美容・浴場業事業者向け関連サービス 0.9
( 0.09 )1.9 職業紹介・労働者派遣業
広告業電気・ガス・熱供給・水道業 2.1
( 0.08 )1.2 電気業 医療,福祉 0.3
( 0.05 )1.2 医療業 卸売業 0.3
( 0.04 )-0.8 その他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)
飲食料品卸売業<横ばい業種> 小売業 0.0
( 0.00 )0.7
- 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
- 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。
冊子、データダウンロード
- 第3次産業活動指数(概要冊子)
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- サービス産業活動 図表集
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