第３次産業活動指数

サービス産業の動きから見る日本の景気

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結果の概要【プレス情報 2024年10月分】

（2024年12月16日発表）

最新の指数の解説

2024年10月のサービス産業活動は、「医療,福祉」、「卸売業」などの業種が上昇したことから、前月比0.3％と３か月ぶりの上昇。10月時点の基調判断は、「一進一退」に据え置き。

2015年＝100

	季節調整済指数		原指数
	指数	前月比(%)	指数	前年同月比(%)
第３次産業活動指数	102.3	0.3	102.9	1.7
広義対個人サービス	101.5	-0.4	102.4	0.7
広義対事業所サービス	102.8	0.2	103.4	2.7

業種別動向

内訳の大分類業種では、11業種中、医療,福祉など7業種が上昇、電気･ガス･熱供給･水道業など4業種が低下。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
上昇方向に影響した業種
医療,福祉
卸売業	その他卸売業（機械器具を除く住関連卸売業）は、医薬品の輸出向け増などから上昇。機械器具卸売業は、産業用機械器具卸売業が海外向け取引増などから上昇。
情報通信業	情報サービス業は、省力化などＤＸ関連投資に伴うソフトウェア関連が好調であることなどから上昇。インターネット附随サービス業は、コンテンツ配信やＥＣの利用増などから上昇。
低下方向に影響した業種
電気･ガス･熱供給･水道業	電気業は、前月の気温高による冷房需要増の反動から低下。
不動産業	「建物売買業,土地売買業」は、新築戸建住宅の販売が首都圏、近畿圏、中部圏といずれも低調であったことなどから低下。

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜上昇業種＞
医療,福祉	2.5 ( 0.35 )	2.3
卸売業	2.0 ( 0.23 )	3.8
その他卸売業（機械器具を除く住関連卸売業） 機械器具卸売業
情報通信業	0.6 ( 0.06 )	2.8
情報サービス業 インターネット附随サービス業
事業者向け関連サービス	0.5 ( 0.04 )	0.6
技術サービス業 廃棄物処理業
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	1.0 ( 0.02 )	-0.5
レンタル業
小売業	0.1 ( 0.01 )	-1.2
自動車小売業 機械器具小売業
生活娯楽関連サービス	0.1 ( 0.01 )	1.2
宿泊業 自動車整備業（家庭用車両）
＜低下業種＞
電気･ガス･熱供給･水道業	-5.6 ( -0.22 )	2.6
電気業
不動産業	-1.1 ( -0.09 )	0.0
建物売買業,土地売買業
運輸業,郵便業	-0.4 ( -0.04 )	2.4
鉄道業 水運業
金融業,保険業	-0.3 ( -0.03 )	3.1
銀行業･協同組織金融業

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

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第３次産業活動指数（概要冊子）

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