経済産業省
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廃炉に向けた技術開発

除染・線量低減

原子炉建屋内で作業を進めていく上で必要となる作業員の被ばく量低減を図るため、遠隔除染技術を開発する。

除染用ロボット(原子炉建屋1階低所用)写真(ドライアイスブラスト・除染装置、東芝/吸引・ブラスト除染装置MEISTeR,三菱重工/高圧水除染装置Arounder,日立GE)
補助事業により開発された除染用ロボット(原子炉建屋1階低所部を除染)

除染ロボット(原子炉建屋1階高所用)写真(ドライアイスブラスト除染装置、東芝)
補助事業により開発中の除染用ロボット(3号機原子炉建屋1階高所部を除染)

除染ロボット(原子炉建屋2・3階用)写真
補助事業により開発中の除染用ロボット(原子炉建屋2・3階部分を除染)

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原子炉の内部調査

原子炉圧力容器内部の燃料デブリの位置・分布等を調査する。

調査例1:宇宙線ミュオンを用いた調査(ミュオン透過法)

ミュオン透過法による炉内調査のイメージ

宇宙線ミュオンによる炉内調査のイメージ
(宇宙線ミュオンが物質を透過する際にエネルギーが減衰する性質を利用した調査)

調査結果写真
調査結果(解説付き)写真
1号機北西側で観測したデータ(96日間観測)

出展:東京電力報告書

2号機にミュオン透過法の装置を設置します。(平成28年3月17日)

2号機 ミュオン透過法測定結果(平成28年7月28日)

調査例2:原子炉格納容器内部調査(ロボットによる調査)

2015年4月に1号機原子炉格納容器内部を調査したロボット写真(形状変化型ロボット、通称ヘビ型:IRID(日立GE))
原子炉格納容器の内部を調査するためのロボット

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格納容器補修

燃料デブリ及び炉内構造物に付着する放射性物質からの放射線の遮へい、切削・移動時に生じるダストの飛散防止、燃料デブリの冷却維持の観点から原子炉格納容器内を水で満たし、その状態を安定的に維持する方法を検討する。
格納容器止水のイメージ
(※)燃料デブリの位置は、模式的に描いたものであり、実際の位置は現在調査中。

水中で原子炉の漏えい箇所を調査するロボット写真
水中で原子炉の漏えい箇所を調査するロボット(日立GE・トピー工業・キューアイ)

釣り下げたカメラで原子炉の漏えい箇所を調査するロボット写真
釣り下げたカメラで原子炉の漏えい箇所を調査するロボット(日立GE)

原子炉格納容器(下部)の実規模模型を使用した実証試験イメージ:原子炉格納容器下部の1/8セクター試験体(実機模)(幅20mX奥行18mX高さ18m)
原子炉格納容器(下部)の実規模の模型を作り、実際にコンクリート材を流し込んで止水性能を確かめる実証試験を予定。

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デブリ特性把握

炉内に存在する燃料デブリの状況把握、燃料デブリの取り出し・収納・保管等の検討、溶融した燃料の性状や分析・測定をするために必要な技術の開発を行う。

下記説明文の写真
模擬的にデブリを作り出し、性状を調査する試み

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デブリ取り出し

燃料デブリを取り出すために、取り出し工法及び装置についての技術開発、取り出す際に再臨界にならないよう管理する技術の開発、取り出した燃料デブリを収納・移送・保管する技術の開発などを行う。

原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF) 外部リンクで検討した東京電力㈱福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2015において、選定された(今後重点的に取り組む)3つの燃料デブリ取り出し工法

(1)冠水-上アクセス工法
上記説明文のイメージ
格納容器を水で満たして、燃料デブリを格納容器の上から取り出す工法。燃料デブリ上方の炉内構造物取り出しが完了していることを前提としたイメージ

(2)気中-上アクセス工法
上記説明文のイメージ
(格納容器を水で満たさず)気中にて燃料デブリを格納容器の上から取り出す工法。燃料デブリ上方の炉内構造物取り出しが完了していることを前提としたイメージ

(3)気中-横アクセス工法
上記説明文のイメージ
(格納容器を水で満たさず)気中の燃料デブリを格納容器の横(原子炉建屋1階)から取り出す工法。原子炉格納容器内原子炉圧力容器ペデスタル外側の機器、干渉物撤去が完了していることを前提としたイメージ

下記説明文の写真
遠隔作業用アーム(試作品)(IRID)

<御参考>廃炉・汚染水対策事業事務局
(資源エネルギー庁からの委託により)三菱総合研究所が平成25年度補正予算、平成26年度補正予算、平成27年度補正予算廃炉・汚染水対策補助金事業の事務局業務を実施。

<御参考>研究開発プロジェクトの進捗状況

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お問合せ先

資源エネルギー庁 原子力発電所事故収束対応室
電話:03-3580-3051
FAX:03-3580-8542

 
最終更新日:2016年9月26日
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