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日本産業規格(JIS)を制定・改正しました(2025年1月分)

 
2025年1月20日
 
JISは、製品やサービスの品質などを定めた国家規格であり、社会的環境の変化に対応して、制定・改正を行っています。今月制定・改正したJISについてお知らせします。

1.日本産業規格(JIS)とは

日本産業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)は、産業標準化法(JIS法)に基づく国家規格であり、製品、データ、サービスなどの種類や品質・性能、それらを確認する試験方法や評価方法などを定めています。

JISは、製造事業者やサービス事業者が、品質の良い製品やサービスを生産・提供することや、消費者等が、品質の良い製品やサービスを入手・利用すること等のために用いられています。
関係府省では、技術の進歩や社会的環境の変化等を踏まえ、必要に応じて、JISを制定・改正しています。

JISの制定・改正は、経済産業大臣等の主務大臣により、日本産業標準調査会(JISC)※1での審議・議決を経て行われます。(認定産業標準作成機関※2が作成したJIS案については、同調査会の審議を経ずに主務大臣が迅速に制定・改正を行います。)

(※1)JIS法に基づき経済産業省に設置されている審議会
(※2)JIS法に基づき主務大臣の認定を受けた、迅速かつ安定的な標準化活動に関する専門知識及び能力を有する民間機関

2.今回のJISの制定・改正内容

今回は、8件の制定及び27件の改正を行いました。
なお、今月は認定産業標準作成機関から申出されたものはなく、すべて日本産業標準調査会審議による改正です(資料1)。 
以下、今月、制定・改正したJISのうち、次の1件を紹介します。

案内用図記号(ピクトグラム)のデザイン原則と図記号の理解度試験に関するJIS制定(JIS Z 8211、Z 8212)

図記号は、言葉によらずに、目で見ただけで情報を伝える記号であり、その中でも特に、案内用図記号(ピクトグラム)は、公共施設や地図、標識等で用いられる記号であることから、誰からも理解されるデザインであることが重要です。

しかしこれまで、国内では、案内用図記号自体を規定しているJISはあったものの、それらの案内用図記号をデザインする際のルールや、図記号の理解度を測定する方法が整備されていませんでした。

そこで今回、案内用図記号をデザインするための統一基準(デザイン原則)と、図記号の理解度試験方法を、それぞれ新たにJISとして制定しました。

これらのJISの制定により、一定の基準の下で案内用図記号のデザイン作成がなされ、作成した図記号の理解度を統一的に測ることが可能となります。加えて、これらのJISを用いることで、新たな案内用図記号を、迅速に既存のJISに追加できるようになり、統一感のある理解しやすい案内用図記号の更なる普及に寄与することが期待されます。

 

図1-「安全」分類のデザインテンプレートの例(禁止図記号(Z8211₋3で規定))


 

3.各規格のお問合せ先について

今回制定・改正された各規格の詳細についてお問合せされる場合は、資料1に記載された担当課にメールにてお問合せください。その際は、御氏名、御所属(企業等からのお問合せの場合)、御連絡先を明記していただくようお願いします。
 

4.過去のニュースリリース

日本産業規格(JIS)制定・改正関連の過去のリリースはこちらを御覧ください。

 

関連資料

関連リンク

JISについて、詳しくは、下記のサイトをご覧ください。

JISの閲覧は、こちらより検索ください。

認定産業標準作成機関について、詳しくはこちらを御覧ください。

担当

最終更新日:2025年1月20日