ルール形成戦略研修とは
市場形成戦略として経営戦略・事業戦略などに標準化を含めたルール形成に関する戦略を組み込むことができる人材を育成するための研修です。
趣旨
近年、環境分野やデジタル等に関する技術・製品・サービスの開発競争が激しさを増す中、気候変動・人権・資源循環経済(サーキュラーエコノミー)などの世界的な社会課題解決を起点に、国際標準化をはじめ、規制・標準・ガイドライン等のルールの再編・新設を巡る動きが国際的に活発化しています。
こうした環境下において、自社の経営・事業戦略上の重要課題に照らし、重要度の高いルール形成に能動的・戦略的に参画・関与することは、持続可能な社会を前提とした競争優位を中長期的に確保する上で、ますます重要となっています。
一方で、ルール形成戦略を経営・事業戦略の中に適切に位置づけ、実践につなげていくためには、経営企画や事業戦略の立案に携わる方々を中心に、ルール形成や標準化の考え方や基本的な枠組みについて理解を深めることが不可欠です。
本研修では、標準化をルール形成活動の一つの手段として位置づけ、経営・事業戦略を策定する中で、ルール形成戦略をいかに市場創出や競争優位の獲得につなげていくかについて、講義および実践的なグループワークを通じて体系的に学んでいただきます。
開催案内
2026年度は、下表の通り、全4回の研修を開催予定です。各回の募集期間等をご確認のうえ、ご都合のつく日程の回にご応募ください。
応募要件、プログラム、応募方法等の詳細につきましては、本事業委託先(一財)日本規格協会のウェブサイトより、募集要項等をご確認ください。
概要
ぜひ受講いただきたい方: ・経営企画部、事業企画部等に所属し、経営戦略・事業戦略の立案や検討に携わっている、
または今後携わる可能性のある方
・技術開発部門、知財部門、品質保証部門等に所属し、標準化業務に携わっている、
または携わる予定であり、ルール形成を経営・事業戦略の視点から体系的に学びたいとお考えの方
・新規事業や社会課題解決型事業の企画・立ち上げ・拡大等において、
市場創出や競争戦略の観点からルール形成の活用に関心をお持ちの方
・標準化活動やルール形成に意欲を持ち、自社の事業戦略や市場戦略との結び付け方について理解を深めたい方 等
参加費:無料
| 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | |
|---|---|---|---|---|
| 日 程 | 2026年 6月15日(月) |
2026年 7月27日(月) |
2026年 9月7日(月) |
2026年 10月26日(月) |
| 場 所 | 東京(対面) 日本規格協会 |
東京(対面) 日本規格協会 |
東京(対面) 日本規格協会 |
東京(対面) 日本規格協会 |
| 募集人数 | 20名程度 | 20名程度 | 20名程度 | 20名程度 |
| 募集期間 | ~2026年 5月18日(月) |
~2026年 6月29日(月) |
~2026年 8月3日(月) |
~2026年 9月28日(月) |
※第1回の募集と同時に第2回以降の募集も開始しております。
プログラム及び講師(予定)
ルール形成活動の一つとして標準化を取り上げ、企業ビジネスの将来の核となるべき人材にルール形成活動の重要性とその手法を認知していただくための講座です。
事例をもとに実践的なグループワークを通じて、ルール形成戦略の立案プロセスを体験します。
| 時間 | 内容 | |
|---|---|---|
| 9:00-9:10 | 主催者挨拶 | |
| 9:10-9:25 | 自己紹介 | 参加者からの自己紹介 |
| 9:25-10:55 | 基礎講義 | ルール形成戦略 概論 標準化を活用した「ルール形成戦略」および「ルール形成型市場創出」の基礎と、日本企業にとっての重要性・必要性を学ぶ。 |
| 10:55-11:00 | ― | ワークの進め方説明 |
| 11:00-12:00 | グループ ワーク① + 解説 |
課題1【ルールを活用した市場獲得】ルールメイカーになる 新市場創出や市場シェアの獲得のためにルール形成(標準化を含む)を活用する上で、ルールメイカーになるとはどういうことか。自らルールを策定することにより競争上有利なポジションを獲得するプロセスを学ぶ。 |
| 12:00-12:30 | グループ ワーク② |
課題2【ビジネスモデルの検討】市場創出に向けたビジネスモデル検討 市場における利益創出のためのオープン&クローズ戦略を検討し、自らの強みを生かしたビジネスモデルを構築するプロセスを学ぶ。 |
| 13:30-14:00 | 中間報告 | グループワークで議論されたこと、疑問に思ったことなどを共有する。 |
| 14:00-15:50 | ヒント + グループ ワーク② (続き) |
課題2の続き フレームワークを参考にして、引き続きグループワークを継続する。 |
| 15:50-16:30 | グループ 発表 + ディスカッション |
【総合議論】様々なビジネスモデルに対応した戦略の相互理解 立場や視点の違いから生まれる戦略の差について、グループごとの発表とディスカッションにより理解する。 |
| 16:30-17:00 | ― | 振り返り/まとめ 本研修と実務との架け橋~Next Step に繋げる~ |
また、趣旨に合わせてプログラムを変更する場合があります。
講師紹介
井上 悟志東京理科大学大学院経営学研究科技術経営専攻(MOT)教授。
1993年通商産業省に入省。2008 年から2011 年にかけて経済産業省で基準認証政策に従事。2024年1月から現職。民間企業とのコミュニケーションを通じた課題の抽出、課題解決に向けた政策の企画・立案、ステークホルダーをまとめた政策の実施等の手法を実務的に体得。特に、理系のバックグラウンドを強みとして、イノベーション創出のための環境整備に向けた政策の企画・立案、技術開発プログラムのマネジメント等に精通。
お問合せ先
イノベーション・環境局 基準認証政策課電話:03-3501-1511(内線)3413~3415
メール:bzl-kijun-jinzai★meti.go.jp
最終更新日:2026年4月17日