第9回「キャリア教育推進連携表彰」受賞事例紹介
学校関係者と地域・社会や産業界の関係者等が連携・協働してキャリア教育に取り組んでいる先進事例を表彰する「キャリア教育推進連携表彰」(文部科学省・経済産業省による共同実施)について、24件の応募をいただき、令和元年12月6日、受賞団体を決定いたしました。
最優秀賞
幼小中一貫ふるさとキャリア教育「野付学」:
昭和38年から続く学校と地域との連携・協力を基盤として、地域資源や地域の基幹産業である漁業に着目し、「海と川と森はひとつ」をスローガンに掲げた自然環境保全活動や「育てる漁業」の実習等を通して、幼小中一貫のふるさとキャリア教育「野付学」を体系化して実施し、地域産業の担い手育成に取り組んでいる。優秀賞
都立港特別支援学校職能開発科「企業とのパートナーシップ実習」:
多数の企業とパートナーシップを築き、生徒が卒業後の進路を考える上で欠かせない就労体験の機会として、多様なパートナーシップ実習を行っている。仕事の楽しさ・やりがいと大変さの両面を学ぶプログラムを継続して実施することで、社会的・職業的自立に向けてよりリアリティのある支援を行っている。
市立前橋高等学校地域活性化プロジェクト「めぶく」:
行政・地域・経済界などの協力を得ながら、市内で活躍する人々への取材や市内企業でのフィールドスタディ等のインプットにより市の活性化に向けた課題を考え、その解決への提案を模擬市長選挙や市議会出席、学習成果発表会での研究発表等の場でアウトプットする。これらの探究学習を通じ、地域活性化に取り組んでいる。
瀬戸高ひたぶるプロジェクト:
行政への地域課題についての聞き取りや、岡山大学や企業等と連携しながらSDGsについての学習を通して将来の進路を意識させる探究学習により、社会と連携した探究のサイクルを体験し、「エージェンシー(責任を持ち社会参画し、イノベーションを起こす力)」の醸成を目指すとともに、主体的なキャリア形成につなげている。
奨励賞
津山市内県立4高校における四校連携講座「地域創生学」:
基調講演受講後フィールドワークと取材を行い、地域の魅力・課題を発見し、その課題解決に向け、自分たちにできることを含めた提言を作成する。一般に向けたプレゼンテーションと市長への手交・意見交換を行うことにより、社会参画意識を醸成するとともに、学校を中心に地域社会や経済団体、企業をつなぐ取組を行っている。
お仕事体験塾実行委員会:
教育委員会と地元にある企業や保護者、中・高・大学生ボランティア等とが協力し、実行委員会を組織し「小学生お仕事体験塾」を開催している。小学生に多様な職業体験の機会を与えることで、職業観及び勤労観を醸成し、未来の柏崎市の活性化のために自ら貢献しようとする志を持った人材育成に取り組んでいる。
お問合せ先
経済産業政策局 産業人材課
電話:03-3501-1511(内線2671)