About Tokyo
“Beyond-Zero” Week

世界全体のカーボンニュートラル、更には過去のストックベースでのCO2削減(「ビヨンド・ゼロ」)を可能とする革新的技術の確立と社会実装を目指す「革新的環境イノベーション」の実現に向け、個別の挑戦課題とこれらを社会実現する道筋・手法について提示するため、関連の国際会議を連続的に開催します。

経済産業大臣のリーダシップの下、米国、豪州、サウジアラビア、カタール等各政府閣僚級、IEAビロル事務局長等国際機関、各国研究機関、イノベーションリーダー、産業界が参画し、幅広い議論を行います。

ICEF2020

多様なステークホルダーによる、中長期のエネルギー・環境イノベーションに関する議論を国内外へ広く発信します。

大局的な観点から議論する本会議と、特定の技術分野等に関して議論する分科会で構成されており、今年度の分科会は、「革新的環境イノベーション戦略」を世界に発信するために、戦略に掲げた各技術テーマに沿った内容でプログラムを構成します。

RD20

CO2大幅削減に向けたイノベーション創出に繋げるため、クリーンエネルギー技術分野におけるG20の研究機関のリーダーを集め、各国研究機関のアライアンス強化、国際的な共同研究開発の展開等について議論します。

技術セッションでは、個別の技術テーマ(再生可能エネルギー、電池を用いた次世代エネルギーマネジメント・システム、水素、CCUS)について各国の専門家によるパネルディスカッション、リーダーズ・セッションでは、低炭素社会に向けた地球規模の連携について研究機関のリーダーによるハイレベルな議論を実施します。

TCFDサミット2020

「環境と成長の好循環」の実現に向けては、G20の要請で設立されたTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)が目的とする機構関連財務情報の開示の強化に向け、企業のコミットメントを促し賛同機関数を増やすとともに、投資家の投融資判断に資するよう企業の開示の質の向上を図ることで、気候関連情報をビジネスチャンスの発見や開拓につなげることが重要です。

10月9日、オンライン形式で開催する今回のTCFDサミットでは、産業界・金融界のリーダーに更なるTCFD提言の活用に向けて議論いただきます。また、TCFD提言を実務に定着、発展させていくことを目的に、実務家によるセッションも開催します。本サミットを通じて、気候関連財務情報開示の認識と知見を共有し、日本から世界に対して、TCFD賛同拡大に向けた取組を発信します。

第9回LNG産消会議

目下のLNG市場は、新型コロナウィルス感染拡大による世界経済後退の影響を受けたLNG需要の落ち込みや、スポット価格の歴史的な低水準など、より一層不透明感が増しています。加えて、世界的には、脱炭素化、エネルギー転換への大きなうねりが欧州を中心に起こっています。

このような中で、アジアLNG市場が、世界の気候変動問題にも対応しつつ、経済回復と成長を支え得る存在となるために何が求められるのか、議論を深める予定です。これによって、産消国双方がさらにWin-Winとなる関係の構築を目指します。

カーボンリサイクル産学官国際会議2020

CO2を“資源”としてとらえ、これを分離・回収し、燃料や原料として再利用する「カーボンリサイクル」。カーボンリサイクルは、大気中へのCO2排出を抑制するとともに、価値ある製品を生み出す技術です。

日本は、世界に先駆けて、カーボンリサイクルによるゼロエミッション化を追求し、世界と協力して、地球温暖化対策に貢献していきます。

水素閣僚会議2020

水素は、エネルギー供給構造を多様化させるとともに、運輸、電力、熱・産業プロセスなどあらゆる分野の脱炭素化を実現するポテンシャルを有するため、エネルギー転換・脱炭素化のキーテクノロジーとして世界各国から大きな注目を集めています。

水素閣僚会議は、水素の利活用をグローバルな規模で推進し、関係各国が歩調を合わせ一層の連携を図る場として、2018年に世界で初めて日本で開催されました。

本年はコロナ禍においても、水素社会に向けた世界の気運を維持・拡大するため、脱炭素化に向けた水素の役割やグローバルな取組の加速を世界の閣僚間で確認し、世界に発信します。