2027年末までに、一般照明用の蛍光灯の製造・輸出入が終了します。
水俣条約締約国会議の決定を受け、
水銀使用製品である蛍光灯は2026年1月より順次、製造と輸出入が規制されます。
そのため、今後は、計画的にLED照明への切り替えをお願いいたします。
なお、規制開始後も、蛍光灯の継続使用、在庫の売買及びその使用は可能です。


直管形
環形
電球形
コンパクト形
LED切り替えのポイントがわかる!
LED切り替えの背景やポイント、安全な切り替え方を動画でご紹介します。
LED切り替え方法
LED照明への切り替えは蛍光灯の種類に応じて異なりますので、安全性をしっかり考慮して取り替えましょう。
電球形蛍光ランプ
電球形LEDランプに交換可能です。
サイズと口金を確認して、適合するLEDランプを購入しましょう。
今まで一般電球やボール電球を
お使いなら今まで小形電球をお使いなら
環形蛍光ランプ
LEDシーリングライトに交換が可能です。
引っ掛けシーリングがある場合は、商品ごとの取扱説明書をよく見ることで、ご自身で交換できます。引っ掛けシーリングが無い場合は、工事が必要となる場合がありますので、電気店や工事店にご相談ください。
直管形蛍光ランプ
器具ごと交換とランプ交換の2つの方法があります。
器具交換は工事を必要としますが、ランプだけを交換する場合も、工事が必要となるケースがあります。直管形蛍光ランプを交換する場合は取扱説明書を確認するとともに、電気店や工事店へのご相談を推奨します。
- 直管形
蛍光ランプ - 直管
LEDランプ
ご自身での交換が難しい場合や不安に感じたら、専門店にご相談ください。
お困りの方は、
お近くの電気店や電気
工事店にご相談ください。

LEDに変える3つのメリット
蛍光灯からLEDに切り替えることで、日々の暮らしがもっと快適になります。
- 電気代がお得!
LEDは蛍光灯よりも電力消費が少なく、電気代の節約につながります。
- 長寿命で手間いらず!
LEDは長期間交換の必要がなく、手間とコストを大幅に削減。
- CO₂排出量削減!
CO₂排出量が削減でき、地球温暖化防止に貢献します。
出典:(一社)日本照明工業会
よくある質問
- Q01 なぜ蛍光灯を規制するのですか?
- 蛍光灯には水銀が含まれており、人の健康や環境リスクが懸念されることから、水銀を規制する国際条約(「水銀に関する水俣条約」)において、蛍光灯の製造や輸出入の規制が決定されたためです。
- Q02 規制される一般照明用の蛍光灯とは何ですか?
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「一般照明用」とは、一般の住宅や商業施設等の建物において専ら人の一般的な生活や活動のための用途のものを指しています。一方、これに該当しないものとして「特殊な照明用」があり、それは、乗り物用照明器具、非常用照明器具及び誘導灯器具、医療用の照明器具、機械または家具等に含める目的で作られた照明器具等に使用する用途のものとなります。これらの「特殊な照明用」の照明器具に取り付ける蛍光ランプは、今回の規制対象にはなりません。
(参考:規制の対象となる製品について (METI/経済産業省))
- Q03 蛍光灯を規制する開始時期はいつですか?
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蛍光灯の種類によって規制が開始される時期が異なります。2026年以降、段階的にその種類に応じて規制が開始されます。詳細はこちらをご確認下さい。
(参考:おうちの照明、まだ蛍光灯?おうちの蛍光灯をLEDにチェンジ!(PDF形式:912KB)))
- Q04 蛍光灯の規制が開始された後、使用や購入に制限はありますか?
- 蛍光灯の製造と輸出入は規制されますが、今お使いの蛍光灯を使用し続けることや、販売されている蛍光灯を購入することに制限はございません。
- Q05 蛍光灯を使用し続けても、水銀による健康上のリスクはありませんか?
- 水銀は蛍光灯の内部に封入されていますので、一般的な使用を続けたとしても、蛍光灯の破損等がなければ、外部に漏れ出ることはなく、健康上のリスクもありません。
- Q06 自宅で使用を終えた蛍光灯はどのように処分すればよいですか?
- 一般家庭で使用される蛍光ランプ等は、水銀使用製品ですので、ガラスの破損に注意し、お住いの自治体の回収ルールに従い正しく分別・排出してください。
- Q07 LEDランプに交換する時の注意点はありますか?
- 照明器具ごと交換するのではなく、直管形、環形(丸型)、コンパクト形の蛍光ランプのみをLEDランプに交換する場合は、不適切な取付け等を原因とした事故が発生する場合があります。LEDランプのパッケージに記載の注意事項や取扱説明書をよくご確認いただくか、電気店や工事業者にご相談ください。
- Q08 LED照明にすぐ交換しないといけないですか?
- 使用の継続は可能ですので、蛍光灯が安全に点灯し続けている場合には、すぐに交換する必要はありません。ただし、規制開始後には製造されなくなりますので、今お使いの蛍光灯が不点灯となった時にLED照明に交換していただくなど、計画的にLED照明への交換を進めてください。
- Q09 照明器具の寿命はどの程度ですか?
- 一般社団法人日本照明工業会によると、照明器具を設置してから10年を「適正交換時期」、15年を「耐用の限度」としています。長期間使用すると器具内の部品が経年劣化し、破損・発煙・発火するおそれがあります。使用年数を確認して目安となる10年を超えている場合は、新しいLED照明へ器具ごと交換することも検討して下さい。また10年未満であっても異常がある場合は直ちに使用を中止し、交換して下さい。
- Q10 LEDにするメリットはありますか?
- 省エネ効果があり、電気代を節約できます。使用条件や試算条件によって異なりますが、一般社団法人日本照明工業会によると、蛍光灯シーリングライトをLEDシーリングライトに交換した場合、年間約2,000円の節約効果があると試算されています。
新着・注目情報
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- 2025年03月27日
- プレスリリース『さらば蛍光灯、ようこそLED』 独立行政法人製品評価技術基盤機構
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- 2025年03月27日
- ランプ交換時の注意喚起動画 独立行政法人製品評価技術基盤機構
参考リンク
お問合せ先
商務情報政策局 情報産業課
電話:03-3501-1511(内線 3981)
最終更新日:2025年3月31日