フィジカルインターネット実現会議 建材・住宅設備WG
建材・住宅設備サプライチェーンにおける物流効率化に向けた2030年までのアクションプランについて
経済産業省及び国土交通省は、フィジカルインターネット実現会議 建材・住宅設備WGにおいて、我が国における「フィジカルインターネット」の実現に向け、建材・住宅設備のサプライチェーンにおける2030年までのアクションプランを取りまとめました。
電子商取引の増加や積載効率の低下、人口減少に伴う労働力不足の深刻化等により、物流における需要と供給のバランスが崩れつつあり、2030年時点で物流機能それ自体の維持が困難になるおそれがあります。
こうした事態を回避し、物流を産業競争力の源泉としていくため、2040年を目標とした物流のあるべき将来像として、我が国における「フィジカルインターネット」の実現に向けたロードマップを策定することを目的に、2021年10月にフィジカルインターネット実現会議が設置されました。
加えて、個々の業界においては、物流に関連した固有の商慣習等の課題を抱えており、フィジカルインターネットを実現するためには、業界特有の状況も踏まえた業界ごとの具体的な対応を進めていくことが必要です。そこで、フィジカルインターネット実現会議の分科会として、2021年12月に、建材・住宅設備サプライチェーンにおける2030年までの物流効率化に向けたアクションプランを策定することを目的とした、フィジカルインターネット実現会議 建材・住宅設備WG(以下、「本WG」という。)を設置しました。
本WGでは、令和2年5月に公表された「荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン 建設資材物流編」を起点に検討を進め、この度、これまでの議論を踏まえ、建材・住宅設備サプライチェーン効率化に向けた2030年までのアクションプランを取りまとめましたので公表いたします。