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事業継続能力(BCP/BCM)

2011年の東日本大震災や同年のタイの洪水では、地震や洪水を直接被っていない自動車工場等の生産に甚大な影響が及び、サプライチェーンの高度化・複雑化に伴うリスクが改めて認識されました。これに対して、産業界では、事業継続計画(BCP)の策定等の事前の備えを進めていますが、計画の策定にとどまっている場合も多く見受けられます。このためBCPが「絵に描いた餅」にならないよう計画内容の実効性を高めること、また、想定外の事象に対する経営判断能力を高めることが課題となっております。

危機対応演習(シナリオ非提示型訓練)

これらの課題に対応するためには、平時からの演習の積み重ねが必須です。特に、想定外への対応には、経営レベルの参画を得た形で臨機応変の対応能力を高める「シナリオ非提示型シミュレーション演習」が効果的です。しかし、産業界では未だあまりよく知られていないことから、演習の重要性を企業の方に体感して頂くために、当省では平成25年6月22日に演習イベントを実施いたしました。概要については以下の資料を御覧ください。

また、Youtubeにて当日の様子を御覧頂けます。(※役職は平成25年6月22日当時のものです。)

当日使用した資料

事業継続能力評価指標(委託事業)

本事業継続能力評価指標は、目指す姿の実現に向けて、サプライチェーン全体で事業継続能力の理解を共有するための対話ツールとしての役割を担います。本評価指標を通じて、サプライチェーンを構成する企業間で価値観を共有し、サプライチェーン全体の事業継続能力向上に取り組んでいただくことを想定しています。
なお、指標の内容は適宜見直していく予定です。

初動対応及び事業継続対応演習テキスト(委託事業)

危機対応演習後のアンケートでは、多くの参加者から“シナリオ非提示型訓練”は有用との回答を得たものの、訓練手法がわからないという意見も多数寄せられました。このため、事業継続体制の強靱化を図る質の高い訓練の手法を調査・検討し標準化することにより、各企業における訓練の質を担保し、サプライチェーンの強靱化を図ることを目的とした演習テキストを作成しました。

模擬災害演習(委託事業)

BCP/BCMの実行性向上のための指標や事業継続能力向上のための訓練テキストを活用して、東京、大阪、名古屋でセミナー、訓練を実施し、普及・啓発を行いました。

関連リンク

関連団体、府省庁等

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電話:03-3501-1689
FAX:03-3501-6588

最終更新日:2015年10月27日
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