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萩生田経済産業大臣がオーストラリアへ出張しました

2022年7月15日

萩生田経済産業大臣は、7月13日(水曜日)から14日(木曜日)にかけて、オーストラリア・シドニーに出張し、日米豪印4か国による「QUADエネルギー大臣会合」や、「シドニー・エネルギーフォーラム」等に出席しました。

1.QUADエネルギー大臣会合

今回初めて行われた、日、米、豪、印各国のエネルギー担当閣僚が参加するQUADエネルギー大臣会合に出席し、水素や燃料アンモニアなどをはじめとするクリーンエネルギーへのトランジションを推進するために必要なゼロエミッション技術の開発・普及を加速することや、クリーンエネルギーのサプライチェーンを強靱なものにしていくことで、エネルギー安全保障を確保することが重要であるとの方針で一致しました。

2.シドニー・エネルギーフォーラムでのスピーチ

エネルギー安全保障の強化と脱炭素に向けた日本の取組などを紹介しつつ、世界全体のカーボンニュートラルを実現するためには、①各国の実情に応じた多様な道筋があること、②イノベーションを創出すること、③大排出国やアジア諸国を含め、世界全体で取組を進めることの3点が重要であると発信しました。

3.米国 グランホルム エネルギー長官との会談

世界有数のLNG生産国である米国に対し、LNGの増産や安定供給について要請を行い、日本の立場への理解が示されました。また、クリーンエネルギー分野での協力等についても議論しました。

4.オーストラリア ボーエン気候変動・エネルギー大臣及びキング資源大臣との会談

日本へのLNGの最大供給国であるオーストラリアに対しても、LNGの増産や安定供給について要請を行い、日本の立場へ理解が示されました。また、資源分野における協力等についても議論しました。

左:ボーエン大臣との会談、中・右:キング大臣との会談

5.インド シン 電力・新・再生可能エネルギー大臣との会談

「日印クリーン・エネルギー・パートナーシップ」に基づく水素・燃料アンモニア等の分野における具体的な協力の進捗を確認し、エネルギートランジション加速化に向けた両国間の更なる官民連携の重要性を共有しました。

6.インドネシア アリフィン エネルギー鉱物資源大臣との会談

「アジア・ゼロエミッション共同体」構想の実現に向けた両国の連携の重要性を確認するとともに、特にアンモニアや再エネ分野における具体的な取組について議論を行いました。

7.在豪日系企業とのランチミーティング

オーストラリアに進出している在豪日系企業と、日豪ビジネス関係の更なる発展に向け、日系企業の要望を伺いつつ、意見交換を行いました。オーストラリアは政治・外交的にも「特別な戦略的パートナー」であり、経済面でも、互いに欠かすことのできない、相互補完関係が確立されていること、エネルギーや気候変動、貿易等の分野における日豪間の連携を一層強化することが重要であることなどが話し合われました。

担当

資源エネルギー庁長官官房国際課長 長谷川
担当者: 大倉、佐久間

電話:03-3501-1511(内線4491)
03-3501-0598 (4491~4496)
03-3595-3056(FAX)