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CO2を固定化し収支をマイナスにするコンクリートを用いた埋設型枠を国土交通省直轄工事現場で試行施工します

~グリーンイノベーション基金の成果を活用した現場試行工事の実施~

2022年9月6日

同時発表:国土交通省

経済産業省・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と国土交通省が連携し、グリーンイノベーション基金事業において開発したCO2を用いたコンクリートの実証を目的として、国土交通省の直轄工事現場において試行的に活用する工事を実施します。

1.概要

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、企業の野心的な挑戦を後押しするため造成された「グリーンイノベーション基金」における支援対象の1つとして「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトが組成され、CO2排出削減・固定量最大化コンクリートの開発や、その品質管理・固定量評価手法にかかる技術開発が行われています。
この度、経済産業省・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と国土交通省が連携し、グリーンイノベーション基金事業において開発したCO2を用いたコンクリートの実証を目的として、国土交通省の直轄工事現場において試行的に活用する工事を実施することになりました。また、工事の状況等についての現地取材日を設けておりますのでお知らせします。
今後、試行結果を研究開発にフィードバックすることによって、CO2排出削減・固定量を最大にするコンクリートの更なる研究開発を促すとともに、開発したコンクリートの社会実装を通じて、建設現場におけるカーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいきます。

2.「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクト概要

研究開発項目

  1. CO2排出削減・固定量最大化コンクリートの開発
  2. CO2排出削減・固定量最大化コンクリートの品質管理・固定量評価手法に関する技術開発

本試行工事に係る事業実施者

鹿島建設株式会社、デンカ株式会社、株式会社竹中工務店 等

研究開発の成果

既存の知見をベースに新たに開発したカーボンネガティブなCO2吸収・固定化コンクリートの性能について実証を行っています。

3.直轄工事概要

試行工事

令和3-4年度 日下川新規放水路管理道整備工事

試行場所

高知県高岡郡日高村沖名(こうちけんたかおかぐんひだかむらおきな)

工事受注者

鹿島建設株式会社

試行内容

放水路トンネル工事における作業坑において、「CO2を固定化し収支をマイナスにするコンクリート」を用いた埋設型枠により側壁部を施工します。

※ 埋設型枠とは、コンクリート打設後も取り外すことなく、構造物の一部となる型枠です。

※試行工事の材料や施工状況について、令和4年9月9日(金曜日)11時00分から1時間程度の予定で、現地での取材が可能です。
(詳細は関連資料を御確認ください。また、取材希望の方は国土交通省による報道発表内容をご確認ください。)  

関連資料

関連リンク

担当

資源エネルギー庁 長官官房
カーボンリサイクル室長 羽田
電話:03-3501-1511(内線 4681)
03-3501-1727(直通)
03-3580-8564(FAX)