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2025年版「素形材産業ビジョン」を策定しました
2025年3月28日
経済産業省は、我が国製造業の競争力維持・強化に向けて、現状維持にとどまらず、前向きな挑戦を行う素形材産業を後押しするため、2025年版「素形材産業ビジョン」を策定しました。
1.趣旨
我が国は、伝統的に鋳造や鍛造等の素形材技術を活用し、高性能・高品質な製品を製造できる強みを有しています。しかしながら、国内の構造的な人手不足や製造業全体のグローバル展開が進む中、新興国を始めとする各国との競争は激化し、新たな製造技術の導入も進展しています。
こうした大きな変化の中で、我が国製造業の競争力維持・強化に向けて、現状維持にとどまらず、前向きな挑戦を行う素形材産業を後押しするため、素形材産業ビジョン策定委員会において中長期の視点で必要な取組を検討し、素形材産業の未来のあるべき姿を提示することを目的として、2025年版「素形材産業ビジョン」を策定しました。
2.2025年版「素形材産業ビジョン」のポイント
(1)目的
世界の製造業を取り巻く環境変化に対応しながら、デジタル技術や人材等の経営資源を活用して、我が国素形材産業の稼ぐ力を強化します。これにより、我が国のものづくり拠点としての機能を維持・強化します。
(2)具体的目標
上記目的を踏まえ、我が国素形材産業の変革に向けた行動変容を促す3つの目標を設定しました。
2040年までに、我が国素形材産業の自動車需要を維持・拡大しつつ、航空宇宙等の高付加価値分野※の需要先比率を3割から5割に
※ 航空宇宙、産業機械、建設機械、ロボット、半導体製造装置、医療機器、エネルギー等2040年までに、我が国素形材産業の海外展開(海外直接投資、直接輸出、生産委託等)比率を3割から5割に
新技術との融合による素形材の新たな領域拡大のため、2040年までに、金属積層造形市場における我が国の世界シェアを数%から世界トップレベルの2割に
3.2025年版「素形材産業ビジョン」の概要
目的及び3つの目標の実現に向け、「GX、資源循環」、「経済安全保障」、「取引適正化」、「DX、標準」、「情報発信力、人材育成」、「経営力、海外展開」及び「技術力」といった論点ごとに、取組の方向性を具体的に示しました。
関連リンク
担当
製造産業局 素形材産業室長 星野担当者:鎌谷、大木、長谷川
電話:03-3501-1511(内線 3827~9)
メール:bzl-sokeizai★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。