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日本政府館の「ファクトリーエリア」を紹介します【展示公開 第2弾】

日本式「循環型ものづくり」、ナビゲーターはドラえもんが担当します

2024年12月23日

2025年大阪・関西万博に経済産業省が出展する日本政府館(略称「日本館」)の「ファクトリーエリア」では、日本の伝統と最先端の技術が融合した「循環型ものづくり」の考え方や具体的な社会実装の姿を、日本を代表するキャラクター、ドラえもんがナビゲーターとなって紹介します。

1.未来のネコ型ロボット ドラえもんがナビゲート

「ファクトリーエリア」の展示を解説するナビゲーターは、日本を代表するキャラクター「ドラえもん」が担当します。

2.伝統と革新の融合:日本式「循環型ものづくり」を物語る様々な技術展示

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昨今、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とせず、資源を効率的・循環的に利用しながら付加価値の最大化を図る「循環経済(サーキュラーエコノミー)」への移行が国内外で加速しています。従来までのリデュース・リユース・リサイクル(3R)を中心とする取組の更に先にあるものとして、政府としても産官学での連携を進めるとともに、様々な政策展開を行っています。
日本館「ファクトリー」エリアでは、日本のものづくりが数百年以上前から現代に至るまで、資源や部素材の「循環」という発想を強く意識して、“やわらかい”構造を志向して創意工夫を凝らす、独自の「循環型ものづくり文化」を培ってきたことを様々な製品や技術の展示を通して紹介します。
展示エリアでは、9つの切り口で、“やわらかく作る”という日本のものづくりの特徴的な手法を伝統的な取組と最先端の技術での活用を対比しながら、紹介します。

例えば、“強くて壊れないもの”を追求するのではなく、“あえて部分的に壊れる”ことで全体に与える衝撃を吸収する、という発想です。

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京都府の木津川に架かる「流れ橋」(上津屋橋)は増水した川の流れに耐えるのではなく、橋桁が「流される」ことで、橋全体にかかる負担を軽減しています。
こうした発想は、2024年1月に世界初のピンポイント月面着陸を実現したJAXAの小型月着陸実証機SLIMが、月面着陸時に脚部が「壊れる」ことで衝撃を吸収し、機体を確実に着陸させることができる構造となっている点と通底しています。

こうした「循環型ものづくり」は、日本で1300年以上にわたり続けられている伊勢神宮の「式年遷宮(しきねんせんぐう)」にその原点を見ることができます。「式年遷宮」とは、20年に一度、神様をお祀りする建物や宝物を新しく作り直す行事です。この行事には、同じように作り直すことで永続性を保つ「常若(とこわか)」という日本独自の考え方が息づいています。
“やわらかく作る”という「循環型ものづくり」の精神は、時代を超え、様々な時代での創意工夫を経て、現代の最先端の技術にまで脈々と受け継がれています。そうした伝統と革新の融合を、ナビゲーターである「ドラえもん」が分かりやすく案内します。

3.「素材」を「もの」へ! 循環型ものづくりを3Dプリンターで実演

ファクトリーエリアでは、「素材」から「もの」へと変換する過程を通じて循環の輪の一部を表現します。ファームエリアの主役であった藻類が混ぜ込まれたバイオプラスチックの「素材」から、2台のロボットアームによる3Dプリンターによって、日本館内で実際に使用するスツールという「もの」を製作します。

協賛企業

慶應義塾大学COI-NEXT(共生アップサイクル)、金沢大学COI-NEXT(多糖類バイオプラ循環)、エス.ラボ株式会社、株式会社DigitalArchi、株式会社放電精密加工研究所 共創プロジェクト

代表構成員:株式会社DigitalArchi
本店所在地:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町1-1-14
代表取締役社長:松岡 康友

関連リンク

本リリースに関する素材のダウンロードはこちら外部リンク / DLパスワード:expo2025

担当