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第5回アジアCCUSネットワークフォーラムが開催されました
2025年9月11日
9月10日(水曜日)、11日(木曜日)、経済産業省及び東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)は、第5回アジアCCUSネットワークフォーラムをインドネシア・ジャカルタにおいて開催しました。
会議において、武藤経済産業大臣がビデオメッセージで冒頭挨拶を行ったほか、将来的な越境CCSを含む、アジア地域でのCCUSの活用に向けた、政策、プロジェクト、CO2輸送技術の動向や検討すべき課題、国際協力の可能性について議論が行われました。
1.主な出席者
- 日本 武藤容治 経済産業大臣(ビデオメッセージ)
- ERIA 渡辺哲也 事務総長
- ASEAN日本政府代表部 中條一夫 公使
- インドネシア共和国 ラオデ・スラエマン エネルギー・鉱物資源省石油・ガス総局長
- インドネシア共和国国民協議会 エディ・スパルノ 副議長
- ラオス マライトーン・コンマシット 商工業大臣(ビデオメッセージ)
- 石油・ガス事業上流部門担当特別局(SKK Migas) ジョコ・シスワント 長官
- インドネシアCCS・CCUSエクセレンスセンター サンゴノ・アディサスミト センター長
- 国際エネルギー機関(IEA) メアリー・ウォーリック 次長(ビデオメッセージ)
- グローバルCCSインスティテュート ジャラッド・ダニエルズ CEO(ビデオメッセージ)
- 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC) 山本晃司 エネルギー事業本部副本部長 等
2.概要
アジアCCUS ネットワークは、アジア地域でのCCUS 活用に向けた知見の共有や事業環境整備を目指すため、2021年に立ち上げられた国際的な産学官プラットフォームです。
5回目の年次会合となる本フォーラムでは、(1)越境CCS実現に向けた課題と政府の役割、(2)持続的に経済性のある越境CCSビジネスの確立に向けた民間企業の取組、(3) CO2輸送に関する技術開発の動向・先進事例の紹介、(4)カーボンリサイクル技術を含めた最新の技術開発の動向について議論が行われました。
会議の中では、コスト低減に向けた貯留サイトやインフラの共用化・技術仕様の共通化や、CO2供給途絶等のCO2サプライチェーン上のリスクの軽減に向けた取組について、将来的な多国間協力の重要性が提起されました。また、我が国が世界に先駆けて技術開発を進めている低温・低圧下での液化CO2船舶輸送技術についても議論がありました。この技術が実現することで、液化CO2タンクの大型化が可能となり、効率的なCO2輸送が可能となります。さらに、我が国の企業が開発を進める低コストCO2分離回収技術を含めCCUS/カーボンリサイクル分野をリードする企業の優れた技術や、国際協力の取組、ERIAによる知見共有の取組などが紹介されました。
引き続き、アジアゼロエミッション共同体(AZEC)とも連携しつつ、我が国のこれまでの経験や技術開発の成果をアジア地域の国々に共有することで、アジアでのCCUSの普及に向けた地域大の基盤形成に貢献してまいります。
担当
資源エネルギー庁 資源・燃料部 国際資源戦略室長 長谷川
担当者:三浦、風呂田、田渕
電話:03-3501-1511(内線 4681)
メール:bzl-div.CM★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。