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概要
グローバル出荷指数とは、製造業のグローバル展開を踏まえ、日系製造業の動向を内外一元的に捉えようとした指標です。日系製造業の動向を事業所ベースで捉えることとし、「鉱工業出荷内訳表・総供給表」と「海外現地法人四半期調査」の組合せにより、経済解析室で試算している指標です。
2022年のグローバル出荷について、以下の点を確認することができました。
- 2022年のグローバル出荷指数は、前年⽐1.2%と2年連続の上昇。
- 海外出荷は前年⽐4.4%と2年連続の上昇、国内出荷は同マイナス0.3%と2年ぶりの低下。
- 業種別のグローバル出荷では、汎⽤・⽣産⽤・業務⽤機械⼯業は前年⽐は6.5%と2年連続の上昇となったほか、輸送機械⼯業、化学⼯業も上昇。⼀⽅、それ以外の業種計、電気機械⼯業の前年⽐は低下。
- 2022年のグローバル出荷指数全体の上昇に対し、輸出向け出荷と海外現地法⼈の出荷の加重平均合計である「海外ビジネス」は2年連続の上昇寄与となったが、国内拠点からの国内向け出荷である「国内ビジネス」は2年ぶりの低下寄与となった。
- 地域別海外出荷では、北⽶、中国(含⾹港)、それ以外の地域の前年⽐は上昇。⼀⽅、ASEAN4 の前年⽐は低下。
- グローバル化⽐率では、出荷海外⽐率、海外市場⽐率は前年より上昇、逆輸⼊⽐は前年より低下。
詳細な内容につきましては上記スライドショーを御覧いただくか、 こちらのダウンロード用ファイル(PDF版) を御覧ください。
時系列データファイル(Excel版)もございますので、御利用ください。
また、 経済解析室ニュース に、 概説 をアップしていますので、そちらもお目通しください。