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- 鉱工業指数 平成23年7月分(速報)
鉱工業指数(鉱工業生産・出荷・在庫指数、稼働率・生産能力指数、製造工業生産予測指数)
(平成23年8月31日発表)
鉱工業指数 平成23年7月分(速報)
回復しつつある鉱工業生産
- 今月は、生産、出荷が上昇、在庫は低下、在庫率は上昇であった。
- 製造工業生産予測調査によると、8月上昇の後、9月は低下を予測している。
- 総じてみれば、生産は東日本大震災の影響から回復しつつある。
項目 | 季節調整済指数 | 原指数 | ||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比 (%) |
指数 | 前年同月比 (%) |
|
生産 | 93.2 | 0.6 | 95.6 | ▲ 2.8 |
出荷 | 94.5 | 0.2 | 96.3 | ▲ 2.9 |
在庫 | 100.6 | ▲ 0.2 | 100.8 | 4.0 |
在庫率 | 116.3 | 3.9 | 112.2 | 6.7 |
注)▲はマイナスを示す。
1. 7月の生産・出荷・在庫動向
- 生産
7月の生産は、前月比0.6%の上昇と4か月連続の上昇(前年同月比は▲2.8%の低下)となり、指数水準は93.2(季節調整済)となった。生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、情報通信機械工業、一般機械工業等であった。品目別にみると、小型乗用車、携帯電話、駆動伝導・操縦装置部品の順に上昇に寄与している。
- 出荷
7月の出荷は、前月比0.2%の上昇と3か月連続の上昇(前年同月比は▲2.9%の低下)となり、指数水準は94.5(季節調整済)となった。出荷の上昇に寄与した業種は、情報通信機械工業、精密機械工業、窯業・土石製品工業等であった。
- 在庫
7月の在庫は、前月比▲0.2%の低下と2か月連続の低下(前年同月比は4.0%の上昇)となり、指数水準は100.6(季節調整済)となった。在庫の低下に寄与した業種は、情報通信機械工業、一般機械工業、石油・石炭製品工業であった。
7月の在庫率は、前月比3.9%の上昇と3か月ぶりの上昇(前年同月比は6.7%の上昇)となり、指数水準は116.3(季節調整済)となった。
2. 製造工業生産予測調査
製造工業生産予測調査によると、8月は前月比2.8%の上昇、9月は同▲2.4%の低下であった。8月の上昇は、一般機械工業、輸送機械工業、電気機械工業等により、9月の低下は、輸送機械工業、化学工業、情報通信機械工業等による。
7月の実現率は▲2.2%、8月の予測修正率は▲1.5%となった。
平成23年7月 | 平成23年8月 | 平成23年9月 | |
---|---|---|---|
平成23年7月調査 | 2.2 | 2.0 | |
平成23年8月調査 | 2.8 | ▲2.4 |
注)▲はマイナスを示す。
3. まとめ
7月の生産は、前月比0.6%の上昇となった。また、製造工業生産予測調査によると、8月上昇の後、9月は低下を予測している。総じてみれば、生産は東日本大震災の影響から回復しつつある。
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(生産・出荷・在庫・在庫率指数、製造工業生産予測指数、稼働率・生産能力指数等)