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鉱工業指数(鉱工業生産・出荷・在庫指数、稼働率・生産能力指数、製造工業生産予測指数)

(平成23年10月28日発表)

鉱工業指数 平成23年9月分(速報)

生産は横ばい傾向

  • 今月は、生産、出荷が低下、在庫は横ばい、在庫率は上昇であった。
  • 製造工業生産予測調査によると、10月、11月とも上昇を予測している。
  • 総じてみれば、生産は横ばい傾向にある。
平成17年=100
項目 季節調整済指数 原指数
指数 前月比
(%)
指数 前年同月比
(%)
生産 89.9 ▲4.0 97.7 ▲4.0
出荷 92.1 ▲2.6 101.5 ▲3.6
在庫 102.8 0.0 100.6 5.6
在庫率 119.6 4.2 107.5 9.6

           注)▲はマイナスを示す。

1. 9月の生産・出荷・在庫動向

  1. 生産

     9月の生産は、前月比▲4.0%の低下と6か月ぶりの低下(前年同月比は▲4.0%の低下)となり、指数水準は89.9(季節調整済)となった。生産の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、一般機械工業、電気機械工業等であった。品目別にみると、普通乗用車、半導体製造装置、携帯電話の順に低下に寄与している。

  2. 出荷

     9月の出荷は、前月比▲2.6%の低下と5か月ぶりの低下(前年同月比は▲3.6%の低下)となり、指数水準は92.1(季節調整済)となった。出荷の低下に寄与した業種は、一般機械工業、情報通信機械工業、輸送機械工業等であった。  

  3. 在庫

     9月の在庫は、前月比0.0%の横ばい(前年同月比は5.6%の上昇)となり、指数水準は102.8(季節調整済)となった。情報通信機械工業、鉄鋼業、一般機械工業等が上昇し、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、化学工業(除. 医薬品)等が低下した。

     9月の在庫率は、前月比4.2%の上昇と2か月ぶりの上昇(前年同月比は9.6%の上昇)となり、指数水準は119.6(季節調整済)となった。

2. 製造工業生産予測調査

 製造工業生産予測調査によると、10月は前月比2.3%の上昇、11月は同1.8%の上昇であった。10月の上昇は、輸送機械工業、一般機械工業、化学工業等により、11月の上昇は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、化学工業等による。

  9月の実現率は▲1.1%、10月の予測修正率は▲2.6%となった。


製造工業生産予測調査 (季節調整済前月比(%)平成17年=100)
  平成23年9月 平成23年10月 平成23年11月
平成23年9月調査 ▲2.5 3.8  
平成23年10月調査 2.3 1.8

          注)▲はマイナスを示す。

3. まとめ

 9月の生産は、前月比▲4.0%の低下となった。また、製造工業生産予測調査によると、10月、11月ともに上昇を予測している。総じてみれば、生産は横ばい傾向にある。

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    最終更新日:2011.11.14
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