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鉱工業指数(鉱工業生産・出荷・在庫指数、稼働率・生産能力指数、製造工業生産予測指数)

(平成24年9月28日発表)

鉱工業指数 平成24年8月分(速報)

生産は弱含み傾向

  • 今月は、生産が低下、出荷は上昇、在庫、在庫率は低下であった。
  • 製造工業生産予測調査によると、9月低下の後、10月は横ばいを予測している。
  • 総じてみれば、生産は弱含み傾向にある。
平成17年=100
項 目 季節調整済指数 原指数
指 数 前月比(%) 指 数 前年同月比(%)
生 産 90.5 ▲1.3 87.6 ▲4.3
出 荷 91.7 0.4 88.4 ▲3.1
在 庫 108.8 ▲1.6 110.2 5.9
在庫率 124.5 ▲2.9 129.1 8.1

   注)▲はマイナスを示す。

1. 8月の生産・出荷・在庫動向

  1. 生産

     8月の生産は、前月比▲1.3%の低下と2か月連続の低下(前年同月比は▲4.3%の低下)となり、指数水準は90.5(季節調整済)となった。生産の低下に寄与した業種は、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業、化学工業(除.医薬品)等であった。品目別にみると、モス型半導体集積回路(メモリ)、普通乗用車、アクティブ型液晶素子(中・小型)の順に低下に寄与している。

  2. 出荷

     8月の出荷は、前月比0.4%の上昇と4か月ぶりの上昇(前年同月比は▲3.1%の低下)となり、指数水準は91.7(季節調整済)となった。出荷の上昇に寄与した業種は、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業、一般機械工業等であった。

  3. 在庫

     8月の在庫は、前月比▲1.6%の低下と2か月ぶりの低下(前年同月比5.9%の上昇)となり、指数水準は108.8(季節調整済)となった。在庫の低下に寄与した業種は、情報通信機械工業、電子部品・デバイス工業、石油・石炭製品工業等であった。

     8月の在庫率は、前月比▲2.9%の低下と3か月ぶりの低下(前年同月比は8.1%の上昇)となり、指数水準は124.5(季節調整済)となった。 

2. 製造工業生産予測調査

 製造工業生産予測調査によると、9月は前月比▲2.9%の低下、10月は同0.0%の横ばいを予測している。9月の低下は、輸送機械工業、情報通信機械工業、鉄鋼業等による。10月は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業等が上昇、一般機械工業、情報通信機械工業等が低下であった。

 8月の実現率は▲2.8%、9月の予測修正率は▲2.4%となった。

製造工業生産予測調査 (季節調整済前月比(%))        平成17年=100
平成24年8月 平成24年9月 平成24年10月
平成24年8月調査 0.1 ▲3.3
平成24年9月調査 ▲2.9 0.0

      注)▲はマイナスを示す。

3. まとめ

 8月の生産は、前月比▲1.3%の低下となった。また、製造工業生産予測調査によると、9月低下の後、10月は横ばいを予測している。総じてみれば、生産は弱含み傾向にある。

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最終更新日:2012.9.28
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