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- 鉱工業指数 平成24年10月分(速報)
鉱工業指数(鉱工業生産・出荷・在庫指数、稼働率・生産能力指数、製造工業生産予測指数)
(平成24年11月30日発表)
鉱工業指数 平成24年10月分(速報)
生産は低下傾向
- 今月は、生産が上昇、出荷は横ばい、在庫は上昇、在庫率は低下であった。
- 製造工業生産予測調査によると、11月低下の後、12月は上昇を予測している。
- 総じてみれば、生産は低下傾向にある。
項 目 | 季節調整済指数 | 原指数 | ||
---|---|---|---|---|
指 数 | 前月比(%) | 指 数 | 前年同月比(%) | |
生 産 | 88.1 | 1.8 | 92.0 | ▲4.3 |
出 荷 | 87.6 | 0.0 | 90.3 | ▲4.7 |
在 庫 | 108.1 | 0.3 | 109.9 | 4.2 |
在庫率 | 128.1 | ▲1.8 | 127.3 | 9.8 |
注)▲はマイナスを示す。
1. 10月の生産・出荷・在庫動向
- 生産
10月の生産は、前月比1.8%の上昇と4か月ぶりの上昇(前年同月比は▲4.3%の低下)となり、指数水準は88.1(季節調整済)となった。生産の上昇に寄与した業種は、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、輸送機械工業等であった。品目別にみると、モス型半導体集積回路(メモリ)、アクティブ型液晶素子(中・小型)、太陽電池モジュールの順に上昇に寄与している。
- 出荷
10月の出荷は、前月比0.0%の横ばい(前年同月比は▲4.7%の低下)となり、指数水準は87.6(季節調整済)となった。金属製品工業、化学工業(除.医薬品)、プラスチック製品工業等が上昇し、情報通信機械工業、一般機械工業、非鉄金属工業等が低下した。
- 在庫
10月の在庫は、前月比0.3%の上昇と3か月ぶりの上昇(前年同月比4.2%の上昇)となり、指数水準は108.1(季節調整済)となった。在庫の上昇に寄与した業種は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、石油・石炭製品工業等であった。
10月の在庫率は、前月比▲1.8%の低下と2か月ぶりの低下(前年同月比は9.8%の上昇)となり、指数水準は128.1(季節調整済)となった。
2. 製造工業生産予測調査
製造工業生産予測調査によると、11月は前月比▲0.1%の低下、12月は同7.5%の上昇を予測している。11月の低下は、輸送機械工業、情報通信機械工業、鉄鋼業等による。12月の上昇は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業等による。
10月の実現率は0.6%、11月の予測修正率は▲1.1%となった。
平成24年10月 | 平成24年11月 | 平成24年12月 | |
---|---|---|---|
平成24年10月調査 | ▲1.5 | 1.6 | |
平成24年11月調査 | ▲0.1 | 7.5 |
注)▲はマイナスを示す。
3. まとめ
10月の生産は、前月比1.8%の上昇となった。また、製造工業生産予測調査によると、11月低下の後、12月は上昇を予測している。総じてみれば、生産は低下傾向にある。
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(生産・出荷・在庫・在庫率指数、製造工業生産予測指数、稼働率・生産能力指数等)